AIが発達し人と同じように動かないけれども生活においてある程度の役割を持つようなロボットが世界のいろんな場所に置かれるようになった頃に中心ではない周縁部で怒りそうな冷ややかな現実が描かれてゆく。
物語の初めは本のタイトルにもなっているヨハネスブルクであり、「天使たち」として重ね合わせられるのはホビーロボットであるDX9。そびれてしまったようですグループのもちろん最も大きなタワーから落下実験が繰り返されるDX9を見ているのは寂れた街にしか住めない人たち。意識はないと思われている鉄の塊が何千回も落下実験を繰り返していることを遠目で眺める日常がそこにはある。
そんな周縁部の物語が様々な場所にはあり、それぞれで社会の中心にはいない人たちの物語を紡ぎ出している。DX9も持ち前の耐久性と様々な活用方法によって用途はバラバラながらも全ての場所の物語に関わってくる。人と人とは繋がらないが物語をつなげていくのがDX9という意思を持たないと思われるロボットというのも不思議で冷たい世界だけどこれが現実になる日も近いのかもしれない。
FacebookやTwitter、Instagramが何よりも共通言語になっているグローバルというのが今であり、その共通言語が実体を持ってそれぞれの前に現れる日も近いのかもしれない。
【手に入れたきっかけ】
そこそこ有名なSFで気になったので
【オススメ度】
★★★☆☆
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小檜山 歩
コンサルタント : 日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
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