トランプ現象を含むアメリカの論理を宗教から紐解いた上で生き方に持っていく『シリーズ・企業トップが学ぶリベラルアーツ 宗教国家アメリカのふしぎな論理』( 森本 あんり)

自分の母校で有名なキリスト教の授業をしている著者の新書ということで在学中は授業を受けなかったけど気になって読んでみることにした。アメリカの価値観や行動原理を宗教からひも解いていく。

インテリ層には想像がつかなかったトランプが大統領にまで上り詰めた現象の理由の一つとして挙げられる「反知性主義」を宗教から丁寧に読みいていくのは宗教が現実世界とつながっていることを改めて感じさせる。

知性と権力の結びつきが固定化することに対する反発が反知性主義だということになるほどなぁと思わせる。「パリサイ人のたぐい」という言葉が持つ意味も知らなかったこともあって勉強になる。

最後に正統の信念の話へと帰結し、自分の生き方に紐付くところは宗教が人の生活との繋がりを持っていることを改めて感じさせる。

【手に入れたきっかけ】

Kindle Unlimitedの対象だったので

【オススメ度】

★★★★☆

The following two tabs change content below.

小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
小檜山 歩
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。