商社が家までどんなことをやって生きてこれからどのような形で儲けようとしているのかがまとまっている一冊。商社と言う名前の通りにビジネスを受け止めて就職活動すると絶対に勝者には入ることができない。そんなミスをしないために業界研究の一冊としてもお勧めができるし、会社員でも関わらない限りよく分かっていない商社の一般常識を学ぶためにもお勧めできる。
2016年3月決算で資源に重きを置いてきた三菱商事と三井物産が赤字になり、資源分野に重きを置いてきた伊藤忠商事がトップに立った。そんな4年前にまとめられた内容だけど、現場のトレンドは大きく変わっていないように見受けられるので今でも参考になる。
江戸時代に出島で貿易をしていたところから物語は始まり、総合商社という会社の形が作り上げられた戦後の流れに触れた上で今までやってきた財産を生かしてこれから商社がどのように仕事を作り出していくのか。
オーガナイザー・金融・情報収集・事業運営・事業投資と様々な領域が挙げられどんな仕事してるのかわからないが一つ言えることは、物を売り買いした時に発生する手数料(口銭)で儲けることは減っていくということ。商社はこのイメージが強いけど、そんなビジネスは減っていくことは必ず抑えたうえでよくわからないけど、ビジネスを動かしてお金を儲けるんだなぁということは理解できるはず。
【手に入れたきっかけ】
商社のプロジェクトに入ったときに勉強するために購入
【オススメ度】
★★★☆☆
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小檜山 歩
コンサルタント : 日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
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