セクシャルマイノリティの存在を啓蒙する作品という観る前のイメージの遥か上を越えていった。
中野で行われていた新人監督映画祭のワールドプレミアとして上映された香港の作品。かなりのインパクトでした!
大学の授業で男同士が絡み合っている姿を写して「この中でゲイの人はいる?」と尋ねる。
こんな始まりからはセクシャルマイノリティを認めようという流れの作品なんだと思わせるでしょう。でも、そんな型にハメてはいけない作品だった。大学のシーンの前の裸の男がはりつけにされて女だけでなく男にもいたぶられるオープニングからもこの映画の普通じゃない感じが伝わってくる。
胸もアンダーヘアも男のあそこまでもモザイク無しに画面に映し出される。大画面で男のモノを見たことがなかったので大きなインパクトがあった。そんなオープニングから大学へのシーンへと進んでいく。
同性愛の気があった三島由紀夫を愛読する大学生の男と敬虔なクリスチャンでSEXも結婚するまでは行ってはいけないと思っていて同性愛の絵に文句を言った彼女、教室で同性愛の写真を写したイケメン中年教授と謎の女の4人がメインの登場人物。
三島由紀夫を語る中で同性である教授に興味を持っていった大学生の男・ヒンスとそれに対して嫌悪感を露わにする彼女・ジョーイ。
この関係性からセクシュアルマイノリティにとどまらないむき出しの性と愛を描く。性と愛におけるユートピアとは何かを伝えようとしていた。
普通のテレビ・映画では映されないものがどんどん出てくることにびっくりするはず。ただ、それを色物として捉えさせない、その先で伝えたい何かを感じる事ができる。
インパクトもあったし忘れることはなさそう。過激ではしたないと言って切り捨てることは出来るのかもしれないけど、日本ではなぜか極力隠そうとしているものをありのままに見せようとしている。
【リンク】
新人監督映画祭
SCUD(スカッド)雲翔 香港のセクシュアルマイノリティ映画監督日本上陸
http://museplanning.co/scud/utopia.html
【おすすめ度】
小檜山 歩
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