この人の歌ってなんだか不思議な力がある。歌手を演じてるって感じなのか。
同名のライブにも行ったし、楽しみにしていた「若者のすべて」のカバーを聞くことが出来なかった残念さもあってダウンロードしてみました。
最初から高校まで通しで聞いてみるとこの人の声の魅力に包まれる。
伊達に13年も歌手活動をやってきていないと感じさせる世界観。こんな声の人はどこにでもいるだろうと思わせるときもありつつ、同じような雰囲気の人を思い出せるかといえば思い出せない感じ。
声の真っ直ぐさの中にどこか柔らかさと儚さを感じさせる。役者として演じているのかそこに素の柴咲コウが乗ってきているのか不思議な雰囲気がある。
おすすめは自分のお気に入りの曲ってこともあって「若者のすべて」。ライブで印象に残った「ただ泣きたくなるの」もしっとり。変わり種は話題のゲスの極み乙女の「だけど僕は」かな。
【曲目とそれぞれの感想】
1.若者のすべて(フジファブリック)
勢いじゃなくて包み込む。かすかに見える力強さがいい感じ。
2.ただ泣きたくなるの(中山美穂)
イントロでライブを思い出す。いい意味で声が滑る
3.素直(槇原敬之)
優しく語りかける
4.桜坂(福山雅治)
安定している中で透き通るガラスのような音。声はまっすぐ
5.めちゃくちゃに泣いてしまいたい(工藤静香)
「強がりだもん」がぴったり。ピアノも印象的
6.朝日の誓い(熊木杏里)
軽やかに踊っている
7.だけど僕は(ゲスの極み乙女。)
アンマッチのようでマッチしている。ゲスっぽさがおしゃれ。疾走感は弱まっているけど柴咲コウっぽさが足されてる
8.アイ(秦基博)
アイ色にゆっくりと染まる
9.Raining(Cocco)
はさみを握っておさげを切り落とした。晴れていた。
10.私生活(東京事変)
僕は街を歌い上げる
11.笑顔を探して(辛島美登里)
声を通している。伴奏はアコースティックギター1本。
12.虹と太陽の丘(ぴよぴよ)
丘の上で風が吹いて弾んでる
13.きみはぼくのともだち(太田裕美)
「ああ、そばにいるよ、きみは僕の友だち」
少しの強さと透明さ
14.糸(中島みゆき)
名曲をカチッとカバー
15.未来へ(Kiroro)
「ほら、足元をみてごらん」
ゆったりなドラムあり
小檜山 歩
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