「自分で見て自分で判断」する力をつけるために世の中で起こっている様々な事柄を池上彰が東京工業大学(以下、東工大)の授業で解説した内容がまとまった一冊。
東工大にはリベラルアーツセンターと呼ばれる部門があり、技術一辺倒ではなく、様々な領域の知識を生徒に学んでもらって”教養”を身につけてもらおうとしている。
その試みの1つである授業が収められている。分かりやすく解説することを信条にしている池上彰が世の中の事柄を分かりやすく解説する。
経済学、メディア、原爆・原発など広い分野について触れられていて高校の社会の科目で深掘りして考えた方がいいポイントのエッセンスを抜き取っている感じ。
1つ目のトピックの原発・原爆についての話では日本における野球の父である正力松太郎と原発の関わりが丁寧に説明される。優秀な監督に送られる正力松太郎賞でこの名前を聞くことが多い人には正力松太郎の過去には少し驚くかもしれない。
当たり前のように世の中で動いているけど理解できているかと聞かれたら怪しい事柄に関する分かりやすい説明書。世の中の最近の”社会的な”事柄を理解して自分の言葉で考えを発信したい人の勉強用にオススメの一冊。
【手に入れたきっかけ】
Kindleのキャンペーン!
【オススメ度】
★★★☆☆
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小檜山 歩
コンサルタント : 日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
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