貴族としての繋がりが大きくなって大人の世界にも『本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第四部「貴族院の自称図書委員IV」』(香月美夜)

大きな運命の分かれ道と語られる場面から始まる。読んでいる自分たちにとっても結婚は大きな人生の選択になることが多い。もちろん、この世界でも。

ただ、主人公のローゼマインが貴族であるがゆえに結婚は国の命運を左右するものでもある。様々な可能性を秘めているローゼマインであり、貴族の考え方とは外れることを起こす場合もあるからこそ、他領には出せない中でどうするのか。貴族の「味方」の意味を取り違えていることを妹にも呆れられたマインだからこその結婚相手が決められた。マインが住む国の中で決めたからといってそのまま進まない難しさがあるのが貴族の難しいところで、結婚が認められるのかというのが今回の大きなテーマの1つになる。

それだけでなく、本のためのゴリ押しや小説が淫靡すぎると言われてしまう課題もあって相変わらずのぶっ飛びを見せつける。その一方で住んでいる世界の中でも知らない人が多いことにアプローチをする事件もあった。 消えるインクや職人たちの間に入ったり、雪が一晩で解けていくなど相変わらずの聖女っぷりを見せつける。

最終的には自分の結婚の話とともに新しいお嫁さんがやってくるという新たな波もあってこれからの動乱が予期されるのもワクワクさせる。

【手に入れたきっかけ】

読んで気に入ってたまに読んでいるラノベ

【オススメ度】

★★★☆☆

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
小檜山 歩
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。