主人公の刑務所で診察をする粂川と多く関わりを持つ刑務官として早乙女刑務官が出てくる。刑務官らしく定められていることに忠実でプラスアルファのことをすることを嫌がり、受刑者と関わることに関してもよく思わない。
そんな早乙女の気持ちは置いておいて粂川は健診をすることを提案し、実行に移す。イジメを見つけるなどして医者としてあるべき診察を続けながらも藤生という詐病の常習犯だと見做されている受刑者とちょっとしたいざこざが起こってしまう。
刑務所で生きていかざるを得ない藤生と粂川の関わりを見ることで早乙女にもちょっとした変化のようなものが見えてくる。簡単には進まないことだけど、ちょっとした変化の大切さを伝えてくれる。
【手に入れたきっかけ】
Kindle Unlimitedの対象に
【オススメ度】
★★★★☆
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小檜山 歩
コンサルタント : 日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。