「命を救う努力を放棄した瞬間からお前は医師ではなくなる」 『K2(1)』(真船一雄)【Kindle・本】

 

現代版ブラック・ジャック。

凄腕無免許医師、K。ある日、亡くなったはずのKにそっくりの男が現れた。

男こそ題名になっているK2。その奥には医療において高い技術を持つK一族には2つの系譜が関係していた。

表社会を舞台に人を救うことに力を使う系譜と表社会に出ずにいざという時に一族を補完する役目の系譜。表社会に生きるKを失った今、表に出ていなかったもう一人のKが役割を補完する。

無免許であることには変わりないが、見習い外科医、富永研太から現役の大臣まで、周りはKを凄腕の外科医して認め、Kは表社会に出てきた。

無免許の凄腕外科医というブラック・ジャックなどで使われたアイディアに加えて、一族の系譜や大学病院との駆け引きなども出てくる。だからこそ、現代版ブラック・ジャックという言葉を使わせてもらった。

ただ、ブラック・ジャックほどのインパクトは大きくない。キャラクターがそこまでインパクトに残らないのが理由の1つ。物語を読み進めていけば少しはのめり込んでいけるのかもしれない。

【キーワード】

K

富永研太

医者

KAZUYA

【引用】

命を救う努力を放棄した瞬間からお前は医師ではなくなる

医者のメスは人を治すため…健全な体を切り刻むものじゃない…

【手に入れたきっかけ】

Kindleキャンペーン!

・オススメ度

★★★☆☆

 

 

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
小檜山 歩
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。