20年かかった平和構築の1つの形。
平和構築(Peace Building)という言葉に触れたのはいつぶりだろう。大学時代に少し触れた以来だから5年ぶりぐらいかもしれない。
紛争後(厳密には紛争中から必要らしい)に紛争が起こった社会での平和を作るための活動が平和構築の部分で、短い期間で終わった紛争であっても長い時間が必要となる。
インフラ・建物の復旧だけでなく、人と人との関係性も作っていかないといけない難しさがあるのだから長時間かかるのは当然。
モザンビークで起こった内戦後の平和構築の1つとして内戦で使われた武器を日用品を交換するプロジェクトがあった。回収された武器はそこで無力化され、無力化された武器パーツの一部を集めて作った作品が並べられている。
AK-47などの銃の外観が残る椅子のインパクトもあるんだけど、銃から作られたとは思えない躍動感あふれるギター弾きがお気に入り。
モザンビークの内戦もだけど、多くの戦争は外から持ち込まれる事実を知った上で銃を見て動かないと分かっていてもそこそこ気味が悪くなる気持ちを持っていることに自分の中の”日本人らしさ”を感じた。
銃を見て気味が悪くなるままでいたい。
・お気に入り度
★★★★★
<リンク>
武器をアートに
http://www.geidai.ac.jp/museum/exhibit/2015/arms/arms_ja.htm
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小檜山 歩
コンサルタント : 日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
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