テロ。宗教。悪しき西洋資本主義搾取社会。
万能鑑定士よりもちょっと怖くて、心をえぐってくる物語。SFチックな部分もあって、何だか怖くなりつつも、続編が気になる。
松岡圭祐が万能鑑定士Qよりも前に書いていた物語。こっちが売れて有名になったのですね。キャラクターが暖かくて子どもにもオススメ出来る万能鑑定士に対して、こちらは大人向けといった感じ。
本当にありそうだけど、何だか恐ろしさが底に通っている物語。元自衛官で心理療法士が主人公。
千里眼と呼ばれる心理療法士の元で働く岬美由紀、彼女自身も才能と日々の努力で人の考えていることを読み取る千里眼としての力をつけつつある。そんな中、日本に停泊しているアメリカ軍艦に侵入し、官邸に向けてミサイル発射をセットしたテロリストが現れた。
そのテロリストから発射を止めるパスワードを聞き出すために美由紀は千里眼と呼ばれる⚪︎⚪︎と共に船に向かう。
ただ、この事はまだまだ始まりに過ぎなかった。
大人、社会に疑いと不信感を持って生きている美由紀。ただ、正義感は人一倍あり、やりたいことをやる能力も日々の努力で磨かれている。確かに勝手な行動は目立つが、確かな能力が認められ一目置かれている。やりたいことと社会のギャップを感じながら突き進む不器用なヒロイン、美由紀に惹かれるのではないでしょうか。
松岡圭祐の千里眼シリーズは初めて読んだのですが、この先も読んでみようと思います。
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小檜山 歩
コンサルタント : 日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
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