日本の成長を支えてきた企業、製造業・メーカーの現場を知るための入門書。 『生産管理の基本としくみ』(田島 悟)【Kindle・本】

 

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日本の成長を支えてきた企業、製造業・メーカーの現場を知るための入門書。

トヨタ、ソニー、シャープと日本を代表する企業にはメーカーが多い。原材料を仕入れて工場で加工し、製品を売ってもうけを出す。使い古された言い方かもしれないが、「モノ作り大国」であることは事実。資源がない国は技術力で成長してきた。これからはどうなるかわからないが、製造業の現場を知っていても損はないでしょう。

ただ、物を作ると言っても様々な工程を経て製品は作り出される。改善を繰り返さないと技術力は高まっていかない。そのために聞き覚えがある人には耳がタコになるほど聞かされた、知らない人は全く知らない「QCD」などの仕組みが工場では行われる。

正直に言うと、私はQCDすら知らなかったのですが…

知っておいて損はないし、メーカーに興味がある人は読むといいと思うのです。少し、昔の知識になるのかもしれませんが、かなり網羅的に書かれているので、入門書としていいでしょう。

【引用】

ステークホルダー全体を考えることは、最近重視されているCSRの考え方にもつながります。CSRは、Corporate Social Responsibilityの略で、「企業の社会的責任」と訳されます。社会的責任を企業に限定せずあらゆる組織を対象として、国際規格が発行されました。それがISO26000です。

生産を注文の時期によって分類すると、受注生産と見込生産に分類できます。 受注生産は、顧客(企業の場合と個人の場合がある)が定めた仕様の製品を、生産者が生産する形態のことをいいます。品質、価格、数量等は、顧客が決める場合と生産者が決める場合があります。 受注生産の場合は、一般的に完成品在庫は持ちません。受注生産では、仕事の負荷を平準化して工場の操業度を一定の水準に保つことが利益確保のために特に重要です。

最終製品が納期に間に合うようにすることが生産統制です。生産統制は、進捗管理、余力管理、現品管理、資料管理から構成されます。

ERPは1990年代から発展したシステムで、英語ではEnterprise Resource Planningとなり、通常は日本語にしませんが、あえて訳すと「企業資源計画」という意味になります。

SCMは、資材供給、生産、流通、販売の供給連鎖(サプライチェーン)をネットワークで結び、それぞれの情報をリアルタイムに共有することによって、企業経営の効率とスピードを高める手法

【手に入れたきっかけ】

興味がある中、Kindleでセールをしていたので

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
小檜山 歩
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。