そこそこバズワードになってから時間が経って問題が残っている会社とすこしずつ前進しているように見える会社が出てきている。
そんな中で働き方改革でうまくいっていない会社にどんな問題があるのか、うまくいっている事例としてはどんな試みがあるのかなどを現場のお話などを参考に紐解いていく。
働き方改革の効果ってどう測るんでしょう…
まず、うまくいっていない事例はさもありなんというかよく聞く話で残業時間抑制の流れからサービス残業、持ち帰りが増える、残業代を払わなくて済む管理監督者の負担が増える、現場がギスギスするなど。ここまで典型的な事例は見たことないけど、なくはないんでしょうね。
そんな中でイケてる事例が紹介されていく。紹介されている会社がすべてうまくいっているということはないんでしょうが、個々の取り組み自体は真似することによっていいことがあるかもですな。
伊藤忠商事の一次会は10時までというのは知らなかったけど、アクセンチュアとSCSKは同業に近いので話は聞くことがある。1番効果のある施策として紹介されているのが「PC強制シャットダウン」なんだけど、それってホントか…?と思ってしまう。
「残業時間を減らした」ことで効果を図っていないのかが気になってしまう。残業時間を減らすことが働き方改革の目的になっていないかとね。
でも、生産性の話になるのとやっぱり難しいのは人の生産性をどう測ればいいのか、同じことをやっているわけではないホワイトカラーだとなおさら難しい。
女性活躍という言葉はそろそろやめませんか…
昔ながらのおじさんに対しても女性活躍と言っている間はダメと当たり前だけど、現場には全くそうは思われていない言葉が投げかけられる。
「次は、腹の中、空っぽにして帰ってこいよ」とか「子ども産んだら終わりですよね」とかホントに言う人いるのか…と思うけど、事実だったりするのかもしれない。
この不安定な時代、今や専業主婦になることはかなりリスキーで贅沢なことである。離婚率を考えても、結婚はいわば「三割倒産する会社」であるし、子育てで無職の間に離婚でもすれば、貧困のシングルマザーまっしぐらというリスクは見逃せない。
この背景を男性が語ると家庭も養えないのかと言われてしまいそうだけど、言っていきたいと思うし、この価値観を広げていける人になりたいなぁなんて思うんです。
【手に入れたきっかけ】
働き方改革の本を何冊か読みたいと思って買った本のうちの1冊。
【オススメ度】
★★★★☆
小檜山 歩
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