世界を迎え撃ち、世界をもっと楽しく生きるために。 『君は、世界を迎え撃つ準備ができているか?』(田村耕太郎)

 

ここに書いてあることは難しそうだけど、出来ないことではない。
やれば世界をもっと楽しく生きることが出来るかもしれない。

【入手経路】

前の会社の先輩に本の題名は釣りっぽいけど、内容はいい感じと言われて勧めてもらったので
Amazonで購入し読破!

【概要と感想】

24歳の自分は世界を迎え撃つ準備が出来ていなかった。

世界を迎え撃つ準備とは
英語は最低限で、自分の強みを確立し、
古典を学び、多様性に身を置く。
科学的な考え方も感性もあって貯金して投資活動もする。
投資は円だけではなくて他の通貨にもしないといけない。
健康でなければならず、朝型で人脈も大切。

大切なのは分かっているけど、出来ていない世界を迎え撃つ準備。
そろそろ始めないと世界を迎え撃てずに路頭に迷うかもしれない。

そのために必要な準備が分かりやすく網羅的に記されている。

筆者はエール大学やハーバード大学の元研究員で所謂、”グローバルエリート”と触れ合ってきた人物。
元参議院議員でもある。今はシンガポールとアメリカのシンクタンクに所属してる模様。

だからこそ、信じてみてもいいと思う。
文体も分かりやすく組み立てられている。
筆者は準備をしっかりすることで日本人は世界で「大活躍」できると断言している。

今の時代、世界を迎え撃つ力を持ってないと厳しい。
日本国内で日本向けの仕事をしていても日本人ではない人と突発的に仕事をすることがある。
そんな中、世界でもっと楽しく生きるために必要なことが具体的に書かれている1冊。

【引用】

しっかり準備をすれば日本人は世界で「通用」するどころか、「大活躍」できる。(18)

最悪を想定する事こそがポジティブ志向の原点だと思う。ただし、それには、最悪を想定して準備することが絶対条件だ。準備のないポジティブ思考は単なる思考停止の蛮勇(21)

世界を見ることは、視野を広げるとか見方を変えるとかそんなものではなく、当たり前にやらなくてはならないのだ。(22)

皆が平等だった時代はとっくに終わった。準備が人生を大きく左右する。今からこれだけの準備をすれば大丈夫!そのつもりで書いた。(25)

人生で考えるべきは自身の差別化である。自分にしかできないことを考え抜くのだ。(79)

限られた時間を意義あるものにするなら数百年、数千年の歴史を超えて生きてきた書物を読もう。(201)

私が知る限り、ほとんどのエリートは遅くとも日付が変わる前に就寝する。(231)

【紹介図書】

『啓蒙とは何か 他四篇 (岩波文庫 青625-2)/カント』

未成年の状態から抜け出ることを考える。

『生の短さについて 他2篇 (岩波文庫)/セネカ』

時間の大切さがテーマ

『自由の条件I ハイエク全集 1-5 【新版】/F.A. ハイエク』

ハイエクのススメ。

【本へのリンク】

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
小檜山 歩
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。