わかりやすい施策をうつためにはいいのかな。『企業が生まれ変わるための「働き方改革」実践ガイド』(山崎 紅)

 

実務担当として働き方改革を担当している人向けに働き方改革の背景から領域ごとの施策をまとめている。経営層を説得するための背景の説明から入っているし、ある企業の働き方改革推進メンバーの物語も入っていて読みやすくなっている。

施策はオフィス・仕組み・ICT・規程の4つに分けられていてその施策を打ったうえで外へアピールする大切さが示され、その上でその先として業務改革に軽く触れられる。

アクセンチュアの働き方改革の本を読んだ後だから特に感じたのかもしれないけど、働き方改革で話題にしないわけにはいかないマインドの話が飛ばされていたのが気になりましたわ。

実務担当者に強い権限があってトップダウンで進めるのであればどの施策をするのかを選んでできそうだけど、実際は現場の考え方を変えていったりしないといけないはずでその部分への言及が少ないのが気になった。

でも、5W1Hのフレームワークで働き方改革の背景を丁寧に指摘した上でどう進めるのかのチェックリストもあって実際に現場では使えそうかも。でも、働く人の考え方まで変えるような改革につなげるには実務者の腕が試される。

【手に入れたきっかけ】

働き方改革の本をまとめて読もうと思って買った中の1冊。

【オススメ度】

★★★☆☆

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
小檜山 歩
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。