フィクションもノンフィクションも物語で人を引きつける。そんな物語はこうやってできているのかもしれない。
軽いというかオタクっぽいというか文学青年や年上の人にはおこちゃまが読むような本だと言われてもおかしくない文体なんだけど好きでしたわぁ。
今っぽいというか2017年の小説の1つの形(2015年の作品のようですが読んだのが2017年なので2017年ってことにしました)なのかなぁとも思えるぐらい新鮮でした。他の小説では読めない雰囲気を感じさせた時点でこの本の勝ちなんじゃないかなぁとも思えてくる。
どちらも20才前半でどこにでもいそうな大人になりきれていない大学生らしき男女のそれぞれのお話が交わるんだけど、交わっていることを2人は知らない。それぞれがそれぞれの時間を過ごしているんだけど、関わっていることが第三の世界を通して描かれる。その第三の世界が”物語の世界”とでも言える空間だったりする。
歌い出しを忘れた女の子と盗撮犯を見かけた男の子のお話が交わる。世界のイタズラのようでノンフィクションの世界でもこんなことが起こっているのかもしれない。これが神のイタズラというかサポートともいえるものなのかと感じる。
詳しくは読んでほしいけど短いからノンストップで読みましたよ。全部で1時間もかからなかったんじゃないかな。
甘酸っぱい思い出、欲しかったよ!酸っぱい思い出しかないよ!甘さが足りないビターな私。むしろサワーなのか?私。
一等前後賞って必殺技っぽくね?一刀漸吾翔!ごめん死ぬわ
何者かにならなくてはいけないという謎の衝動
このあたりがいわゆる中二病っぽいって言われてもおかしくないかな。
【手に入れたきっかけ】
Kindle Unlimitedにある本の中で気になったので追加!
【オススメ度】
★★★★☆
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小檜山 歩
コンサルタント : 日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
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