歴史のあるプロレス団体にはない試合形式と内容が次々と続いていった前半戦は異様に長く感じた。でも、後半は素晴らしいタイトルマッチ3試合とケニー・オメガとアントーニオ本多の硬軟織り交ぜた将来のプロレスを見せてくれた。ケニー・オメガが世界に発信したい試合止めただけある新しい可能性を感じたが、それは別で書かせてもらう。
三連休のプロレス三昧2日目は DDT プロレスリングの観戦。三日間のうちで唯一パートナーと一緒に観戦したんだけど、予想外の事態が起こった。新日本プロレスとかいわゆる”プロレス”の大きな大会だけ見ていたパートナーが休憩中に疲れて帰ってしまったこと。 体調とか会場に行く前の別の用事でのハプニングもあったけどそれだけではない事は確かである。前半の情報量が多すぎた。後で聞くと音響の音が大きいこともあったらしいが、黒潮”イケメン”二郎も見れたし、スローモーションも案外よかったとのこと。
4つの異なる団体の色を混ぜた上でそれぞれが色を出したと混ざり合っている。かろうじて週刊プロレスで流れを追っている私でさえも分からないことがあり、前日のノアと比べても疲れた。
イス、ヨシヒコから始まり、プラケース、スローモーション、ガントレット、ハードコア、女子プロレスとノアにはないものが次々と出てくる。それが DDT の面白さなんだろうけど、疲れてしまうことも否めない。
ビッグマッチということで新しいお客さんも来ることを考えるともう少し軽めにするとか背景の説明をどっかで入れるとかがあると助かる。動画配信サービスに入ればいいってこともあるのかもしれないけど。
ラストの大団円はプロレスの楽しさを表しているし、スターダムしか女子プロレスを生で見たことがない私にとって、東京女子プロレスは2つ目の女子プロレス観戦だった。荒削りな部分はあるが、グラウンドの攻防は160 cm にも満たない二人の女子プロレスラーが両国国技館を巻き込んでいた。単体の興行も一度ナマで見に行ってみようかと思えるほどの試合だった。
ノアの大会は新日本プロレスのお客さんも来ていたように思えるがヤジの少なさにも表れたように今回の大会は客層が重なっていないように見えた。プロレスリングノアが今までのプロレスのうち、戦いの部分を強めて生き残って行こうとしているのに対して DDT プロレスリングは全く新しいプロレスを進めている。だからこそ、客は分かれる。
今まで通りのプロレスに新しいプロレスを大きく入れていくことで時代に耐えるプロレス団体になるのかもしれない。
【いい感じに撮れた写真たち】
【アルバム】
https://photos.app.goo.gl/h7q4vCpSvVo3CSo88
小檜山 歩
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