つまらないと思うのはきっと、きみ自身のせいだ『アオアシ ブラザーフット(1)』(小林有吾)

兄さんの物語も始まってしまうのかと楽しくなってしまう。NHKで2022/4からアニメ化されて今まで以上に広まっていきそうなJリーグのユースを描いた『アオアシ』というマンガがある。主人公の青井葦人は2人兄弟の弟で才能を見出されて愛媛から東京のエリートユースチームに入っていき、奮闘していくのだけど、その葦人がサッカー始めたきっかけである兄の瞬の物語が始まっていく。

小児喘息でサッカーを辞めておりサッカーが見られなくなった瞬がサッカーを高校2年生から再開するようになりそうな雰囲気。高校では優等生でいい大学に進めそうな中でもやっぱりサッカーが諦めきれないという気持ちが伝わってくる。弟と違ってJ2の下位に沈んでいるようなチームのユースに途中から入るということになりそうだけど、それでもサッカーに心はワクワクしてしまうというのは弟の葦人に負けず劣らず兄の瞬にとってもサッカーは大きいものだということを感じさせる。

入るかもしれないJ2のチームのエース格に向けて放った「つまらないと思うのはきっと、きみ自身のせいだ」というのは熱く、自分自身に向けながらも自分がつまらない道を選ぼうとする意思を感じさせる。『アオアシ』よりも時間をかけて進んでいくのかもしれないけどこっちの物語も先が気になってきた。

【オススメ度】

★★★★☆

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
小檜山 歩
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。