前半からすでに揺れ動く手に汗握る試合が止まらない『アオアシ(24)』(小林有吾)

素晴らしいGKになった槇村を認めつつも自分達は負けることができないという気持ちを強くしているのは、同世代で槇村が上がれなかったユースにあがったメンバーたち。

俺は、俺達は、選ばれ、昇格した者としてーオマエには負けられない。昇格してから2年間、死に物ぐるいでやってきた。俺達の2年間を否定されるわけにはいかない!!

高い技術だけでなく、体の強さもあげてきている自分たちが高校に行った槇村に負けるわけにはいかないという気持ちはエリートにはエリートの誇りがあって努力し続けていることによってエリートであり続けようとする気概が感じられる。

お互いが実力を出し合い、ノーガードの打ち合いとなっていく中でイーグルアイを持つ2人だけでなく、ピッチにいるすべての選手たちが自分ができることをぶつけていく。プロになれなかったユース生がたくさん生まれる厳しい現実の中でどうするのかは高校生でここまで突きつけられるのかと思える厳しい環境だということを感じさせる。

そんな中で葦人にスポットライトがあたる、というか当てさせられてしまった葦人が阿久津にトラウマを指摘され、葦人がどうなっていくのかに戻っていく。試合の行方それぞれの心も気になって入り込んでいく。

【手に入れたきっかけ】

後輩に勧められてハマった。

【オススメ度】

★★★★☆

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
小檜山 歩
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。