読んでハッとはならないと思うけど、自分と重ね合わせてチェックをして欲しい~ダグラス・バリー「CEOから高校生への96通の手紙」~

これが大学の図書館になんであるんだろう。と思いながら、手に取った。自分は大学4年生。この本を作った時の著者は高校生。まず、高校生が本を出すということに驚きだった。けど、もっと驚いたのは内容。

P6 2001年、ぼくは手紙を準備して、それを150以上の大企業のトップ重役に送った(そして2003年には、もっとたくさんの企業に手紙を出した)。手紙の内容は、いちばん基本的な質問だった
CEOになるために必要なものは何ですか?

という行動力。つまり、この本は、そのCEOからの返信をまとめたものである。「情熱」「尊敬」「ビジョン」「人間性」「好奇心」「高潔さ」「プラグマティズム」の7つの章からなっていて、それぞれのテーマに合った手紙が紹介されていく。各章の最後には

P40 この章でぼくが学んだこと

として、筆者の学んだことが書かれている。CEOの手紙はどこかで聞いたことある当たり前のこと、教訓が多い。でも、忘れがちなこと。改めて自分はまとめ役としてダメダメだったんだな。と再確認。その心にしみた手紙のフレーズベスト3.(古臭いけど、最近、ベスト3にハマり気味)
第3位 ダウ・ケミカル社長兼CEO ウィリアム・S・スタブロプロスの手紙

P106 私が思うに、もっとも成功している人とは、自分の核となる信念を
固持し、それと同時に、つねに移り変わる世界の先頭に立とうと努
力している人だ。ドワイト・アイゼンハウアーは、かつてこう言った。
「リーダーシップは行動である。地位ではない」

信念はそれなりに持っているつもりだ。まだまだ甘いかもしれないけど。それ以上に、リーダーシップとしての行動をできていたのか悩む。出来てなかったかな。
第2位 ウェスコ・インターナショナルCEO ロイ・W・ヘイリー

P194 自分を過大評価しないこと。自分を笑う余裕を持ち、自分の仕事
ぶりを正直に批評しなさい。自分の短所を自覚してはじめて、長期
にわたって継続的に成長していくことができる。物事がうまくいかな
いときも、諦めてはいけない。どこで間違ったのかを検証し、その
行き詰まりから立ち直れることを証明せよ。

自分は少し自分を過大評価しすぎかもしれない。でも、笑う余裕はある。仕事を正直には批評することは間違えなく出来ていない。うーん。まだまだ未熟。
第1位 アライアント・エナジー会長兼社長兼CEO エロール・B・ディヴィウス・ジュニア

P46 人を率いる権利を失うもっとも確実な方法は、人に失礼な態度をとることだ。人に責任を課すこと、そして規律を守ることは、失礼な態度をとることはまったく違う。失礼な態度は、個人とその能力に対する敬意が欠けていることの現れだ。

ものすごく耳が痛い。失礼な態度をいろいろな人にとっていた。仕事をみんなでやる時も。自分が人を率いる権利を持っていたことはあるのか・・・ない気がする。これから権利を得るようにしないと。
有名に、お金ちになりたい高校生、チームで何かをすることに疲れてしまった人。自分は大丈夫だと思っている社会人の方でも。読んでハッとはならないと思うけど、自分と重ね合わせてチェックをして欲しい。自分の反省とともに☆4つ。ハッと少しでもなれば5つなんだけど、見方が変わることはなかった。

思うことがあったり、良いと思ったり、反論があったり、おかしいと思うことがあったり、言いたいことがあったり、
同意があったりしたら反応をして頂けると幸いです。なるべくというより出来る限り私も反応します。
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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
小檜山 歩
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。