自分は「一緒に「元気な日本」を作っていこうじゃありませんか」と言える政治家は好き。 『とてつもない日本 (新潮新書)』

これも、期末レポートのために読んだ本。
まあ、そのレポートは結局、出さなかったんだけど。という話は置いておいて。
これも吉田茂を祖父に持ち、自らも総理大臣になった麻生太郎という
政治家の考え方が詰まっている。もちろん、保守の伝統を引き継いでいる中で、
この人が「開かれた保守主義」を目出しているように読み取れた。
それは、前の安倍晋三の意見があまりにも「昔の日本は良かったね」論が
多かったのに対し、麻生太郎の意見は現状の問題に対して、どう解釈し、
解決していこうかという姿勢が見て取れたから。
それが「若者」(特に「ニート」)と「老人」に注目した語りをしたりすることや、
官僚への苦言や平等進行への批判が営まれていることからも感じること。
でも、日米関係の考え方や日本はとてつもない国である。という語り、
勤勉さをほめること、そして、靖国についての口調はやっぱり保守なんだなぁ。
と思わせる。
最後の読者への呼びかけは政治家のポーズだったとしても、必要なものだと思うし、
少なくとも、自分は「一緒に「元気な日本」を作っていこうじゃありませんか」
と言える政治家は好き。だから、☆4つ。

とてつもない日本 (新潮新書)
麻生 太郎
新潮社 ( 2007-06-06 )
ISBN: 9784106102172

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
小檜山 歩
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。