またまた、☆5つ。本当にイイ本が多い。大学生活で出会った、自分の考え方を変えた2人がメディアについて語る。題名は過激だし、おかしな二人とみなされがちな筆者だと思う。博打打ち兼作家の森巣博さんとオウムを撮り続けていたドキュメンタリー監督の森達也さん。
国内の大手マスメディアでは評価されない2人がマスメディアと人間自体について語っている。偽善を嫌い、気持ちを素直に、おかしいことと思うことに対してはおかしいと語る。
マスメディアという媒体がたくさんの給料をもらえるようなものになってはいけないということについての論理は本当にその通りだと思う。
取材という行為の汚さを自覚する必要性についてもよく分かる。読むとこの社会はおかしい。と思うことがたくさんあることに気づく。でも、なぜ、気付いていなかったのか。その理由を考えさせられる。自分の答えは「考えるのはつかれるから」というもの。でも、考えないことは極論すると生きてないこととイコールになってしまわないか。と思う。だから、考え続けよう。と再確認させられた。その気持ちを忘れないでいたい。
また、テーマ分けをする。それだけ、この本にはたくさんのテーマがありすぎる。
1. 客観報道の危うさ
2. 抗議がでないのが・・・
3. メディアの体質
4. 言葉を利用する例
5. 右と全体主義
6. 民営化と利潤の私有化。でも、それは?
7. 天皇ドキュメンタリー
8. 規制して欲しいという危うい気持ち
9. 監視・管理社会
10. オウム、麻原、そして、死刑
11. メディアの義務
12. うしろめたさは当たり前
13. 平均的日本人の脚は・・
思うことがあったり、良いと思ったり、反論があったり、おかしいと思うことがあったり、質問があったり、言いたいことがあったり、
同意があったりしたら反応をして頂けると幸いです。なるべくというより出来る限り私も反応します。
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小檜山 歩
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