結局、答えているようで何にも答えていない「客観」という答え。～一連の騒動のフジテレビの回答について～

フジテレビが外国人株主の問題や一連の韓流騒動からデモについて公式にコメントを出した。全文はリンクから見てもらうとして、ここでは気になった点について、２つほど考えてみる。
１，外国人持株比率

ＦＭＨは＜株式保有者＞の中から、議決権を有する＜株主＞として認めるための株主名簿確定作業を行う際に、外国人の＜株式保有者＞が20％以上であった場合は、その超過分について議決権を有する＜株主＞への登録を拒否することが法律で認められています。従って＜議決権を有する外国人株主比率＞は法律に則り常に20％未満で抑えられており、「放送法違反」に該当することはございません。

これって株式を保有していても、株主に外国人はなれない。ということだと読み取れるんだけど、それでも株主になるんだ。と思った。会社に意見を言うわけではなく、マネーゲームの材料として株式を保有しているから外国人は議決権を持たなくても良い。と思っているということなのかな？
２，編成は客観的

韓国制作の番組やアメリカ制作の番組も含め、どのような番組を放送するかは、総合的かつ客観的に判断し決めております。

誰かが判断している時点で客観的ではないだろう！と突っ込む。
「フジテレビの社員」が客観的に決めた！と言っても、それは「フジテレビの社員」の主観に満ちているということは揺るぎ無い。そんな「客観」なんて意思決定の際にはあり得ないものを持ち出していること自体におかしさを感じる。
韓流ドラマはお金がかからないとか、視聴率がいいから。と返せばいいのに。そこからまた、議論が生まれる。
ビジネス面で優遇されているテレビ局は利益を上げ、社員の給料を上げるためなら何をやっても良いのか。何をやってもいいならビジネス面での優遇措置を取り消すべきではないのか。もしくは、優遇されている立場であることを自覚し、給料を日本の平均給料のせめて、２倍以内にした上で、もっと社会に役立つ放送をしていく。とか。
結局、答えているようで何にも答えていない「客観」という答え。
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フジテレビの一連の出来事へのコメント。いろいろ考えることがあるけど、一番はこれ。「韓国制作の番組やアメリカ制作の番組も含め、どのような番組を放送するかは、総合的かつ客観的に判断し決めております。」相変わらずのありもしない「客観的」という言葉。　http://j.mp/mSUDbDless than a minute ago via TweetDeck Favorite Retweet Reply小桧山　歩（こひやま　あゆむ）
ayumu_kohiyama

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