死刑人は人を殺せる。でも人は、人を救いたいとも思う森達也

最近、森達也にはまってしまっている。
やっぱりこの人の視点は面白い。
この人が死刑について考えていったこの本も本当に面白かったし、興味深かった。
副題の「人は人を殺せる。でも人は、人を救いたいとも思う」がそれを表している。
この本もここには書ききれないいろいろな内容が出てきた。
・死刑の手順の不可視
・100という数字
・確定死刑囚・未決囚の扱い
・法治国家と罪刑法定主義
・死刑制度の守秘
・フランス法相ロベール・バダンテール
・命の値段
・刑事事件の誤認逮捕と誤判
・矯正の余地がない
・死刑を整合化する要素～ソマティック・マーカー仮説～
・被害者の不可視
・生きて償うとは？
・私たちの加担
できる限り書いていこうと思う。
自分で死刑について読み終わったときに思った感想は、
他の人よりも死刑について少し知った今、自分は死刑には賛成できない。
つまり、死刑廃止に賛成する。確かに読んだ本が、死刑にどちらかというと否定的であるのでなんともいえないが。
でも、死刑廃止に賛成する。自分は遺族の気持ちにはなれないし、遺族になったらどうなるかわからないが、今は、死刑に反対する。そして、これからもまた、いろいろな本を読もうと思う。そして、また考えたい。
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