格言集なので1~10コ、自分にひびくものがあればいいんじゃないか。「超訳 聖書の言葉」

「聖書」という言葉を見ると高校時代を思い出す。キリスト教って怖いものなんじゃないかというステレオタイプを持ちながら偶然、キリスト教系の高校に入り、聖書と賛美歌を買わされ、まあ、払ったのは両親ですが、毎週、一時間、礼拝の授業が行われている間に枕にしていた。そんな記憶。その聖書から

P4 文章抜粋の基準は、聖書という従来のイメージにそぐわないような文章、前後の脈絡を知らなくてもそれだけで理解できるような文章、宗教的な臭いのしないような文章、聖書らしくない印象をあたえる叙述、私の好きな文章、といったものだ。

という基準で文章を抜粋し、超訳したもの。聖書からの格言集といっていい。聖書は高校生の時にもう過ごし、しっかり読んでおけばよかったかな。なんてなんとなく思う。なんとなく。格言集なので1~10コ、自分にひびくものがあればいいんじゃないか。なんて思う。さっと一度目を通すのは苦痛ではなかった。でも、全くそれぞれの格言についての説明がない。自分で考えろ。ということなのかもしれないけど、もう少し説明があってもいい気がしなくもない。格言集で毎回やるこひやま的ベスト3。
3位 

P26 001
<悲しみに流されるな>
人生の中には悲しみがある。
けれども、悲しみに押し流されてしまわないように。
また、暗い考えにふけってもならない。心を喜ばせよ。
それが人の生命というものだ。快活であるほどに生命が伸びる。
震える心を慰めよ。心痛はおまえを早くふけさせてしまうから。
―シラの書 30章―

いわゆるポジティブシンキングのススめかな。そうだよな。と。暗い人にいい結果が訪れたことは見ない。
2位

P122 094
<独りよりも二人がよい>
独りでいるよりも、二人でいるほうがずっとよい。
仕事にしても二人で働くほうがはかどる。
また、二人で寝ると二人とも暖かいではないか。
独りっきりで寝て、どうして暖かくなれよう。
―コヘレットの書 第4章―

これは本当に懐かしい。母校の校章の元となった文章だったはず。この後に「みつよりの綱はたやすくは切れない」というのがあった気がする。そして、校章はみつよりの綱だった。
1位

P33 008
<時代を見分ける>
西の空に雲が湧き起こるのを見ると、あなたたちは
「もうじき雨になる」と言う。
南東から風が吹いてくるのを感じると、
「そろそろ暑くなる」と言う。
そんなふうにあなたたちは天地の気配がよくわかり、
何が起こるのか正しく判断できもするというのに、
今のこの時代が見分けられないのか。
何が本当に正しいのか、どうしてわからないのか。
―ルカによる福音書 第12章―

正しく判断することと共に天気は自分で判断するのだから、時代も自分で判断しなさい。という意味合いが含まれている気がする。今にもこれはつながる。あの人がこう言っているから。じゃなくて、自分はどう思うのか。ということが問われていると思うから。

超訳 聖書の言葉
白取 春彦
幻冬舎 ( 2011-06 )
ISBN: 9784344020078

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
小檜山 歩
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。