マスメディアの中でも、テレビに特化し、
それがどうなっていくのかを心を込めて説明した本。
余命については最後に詳しく記すが、
この余命7年には、はっきりとした根拠がある訳ではない。
でも、本当にその予言は当たるような気がしてしまう。
それは、この本のコトバに物事と心を伝える力があるから。
テレビに関わったことのある人だからこその思い入れがひしひしと伝わってくる。
そして、テレビを学ぶ本としては申し分ないかも。
歴史も色んな側面で語られている。
「テレビのスタート」・「角栄の大量免許交付」
「アンカーパーソンとしてのクロンカイト」・「椿事件」など多岐に渡るし、
「上原美優さんの自殺」・「女子アナの運命」
「BSのおかしさ」・「営利じゃないはずのNHKのおかしさ」
「PTAの子どもに見せたくない番組」
「生放送の素晴らしさ」などを語るのに魅力的なトピックについて、
正面から突いている。
そのどれもが生きているコトバで喜んで読み進めることができた。
改めて、この余命7年の意味を説明すると、
筆者は「7年後の2018年にフジやTBSなどの在京キー局のどこかが、破綻する」としている。これが予言。
最後に、
P240 テレビ新時代。
その扉は、まさに目の前にある。
それを開けるのは、あなた自身だ。
としていることからも、筆者はテレビに死んで欲しくはないのかもしれないけど、
少し諦めも含めて、このタイトルなのかもしれない。
根拠もない予言だけど、あり得そうだから不思議。
2018年を少し覗いてみたい気持ちになった。
タイトル買いしても損はない。
でも、突きぬけてはないな。☆4つ。
① タイトルに惹かれた人
② テレビに関わっている全ての人(見る人も含む)
③ 2018年をゆるく、なんとなく想像したい人
におススメ!
これから、扱いたいテーマを見つけた!
1、ローカル局のおかしさ、というか変なビジネス(P48.50.58)
2、女子アナと上原美優への圧力(P98,125)
3、NHKはなぜ稼ぐ?(P174-183,P186-190)
4、生放送のよさ、尖がったものを!(P20)
5、アンカーパーソンの価値、いない日本(P100,103-104)
思うことがあったり、良いと思ったり、反論があったり、おかしいと思うことがあったり、質問があったり、言いたいことがあったり、
同意があったりしたら反応をして頂けると幸いです。なるべくというより出来る限り私も反応します。
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小檜山 歩
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