家で取っている新聞が朝日新聞に1月から変わったのでちょっと気になった記事があったら書いていこうかな。の11回目。3日分まとめて書こうかな。と。
①14日3面 与謝野氏へ後追い記事は出るか?~2つの社説「内閣改造・政権公約見直し」~
内閣改造当日の朝に出た社説。「問責決議慣例にするな」という題で問責決議が大きく力を持つのは「憲法63条は、首相その他の国務大臣は「何時でも議案について発言するため議院に出席することができる」と、閣僚の権利を定めてもいる。問責した閣僚が出席する国会審議には一切応じないとする野党の姿勢は、この明文規定に照らしても「無理筋」(仙谷氏)というほかない。」としている。確かにそうなんだけど、民主党が野党時代に問責決議を出し続け、辞任を迫った過去についてどう説明するのかは大切ではないか。また、2つ目の社説である「政権公約見直し―予算案修正と一体で臨め」でも、「野党もいたずらに審議を拒むことなく、国民本位で判断してもらいたい。」と結び野党の責任について述べている。
総じて民主党(というより管内閣)にやさしい社説だな。と思う。こひやまはそこには強く異議を唱えるつもりはない。それよりも、与謝野氏について「かつて民主党政権の経済財政運営を厳しく批判した経緯がある。どこが一致し、どこが一致できないのか、首相、与謝野氏の双方から納得できる説明を聞きたい。」のみしか書いていない。もっと、批判すべき対象だと思うが、経済財政運営を重視したという言いわけで勝手に納得するとする。とりあえず、「首相、与謝野氏の双方から納得できる説明」はすべきなのは当たり前。それがなかったらどういう後追い記事を出すのかを楽しみにしたい。
「1月14日朝日新聞社説 内閣改造・政権公約見直し」
http://www.asahi.com/paper/editorial20110114.html
②14日5面 そんなに気にしなくても・・・~民主党党大会~
民主党党大会への取材で、民主党内の熟議を行うように促したのはその通りだと思う。本当にやってほしい。で、ここで、取り上げたいのは、管代表の代表会見での一節。「(支持率は)NHKでは今ちょっぴり上がっている。皆さん方が「ものすごい低い」とか、「ダメだダメだ」と繰り返すと、もう駄目なのかなと。そういう傾向がメディアの報道にはある。雰囲気が下り坂になっていくと、何を言ってもダメだダメだと聞いてもらえなくなるという現象がある。自信を持って民主党としてやっていることを伝えていけば、その中身で反論される部分は、私はほとんどないと思う。大きな問題で我が党がやっていることについて、きちっとした反論はほとんど出ていない。だから(支持率が)どんどん下がっているというふうには思っていない。しっかりと伝えることによって国民の理解はもらえると思っている。」
そこまで、支持率を気にする必要はあるのか・・?というのが率直な疑問。自分から支持率うんぬんのことを口に出さなくていいように思える。支持率重視→ポピュリズム(大衆迎合)になりがちなんだから。むしろ、自分がなにをしたいのか。日本をどんな社会にしていきたいのかという大枠と具体的な未来を語ってほしい。
「民主党大会 菅代表の会見要旨」
http://www.asahi.com/politics/update/0113/TKY201101130544.html
③15日3面 それが最初じゃない!~社説 改造内閣発足~
改造内閣発足した翌日の社説。「政権の最優先課題は一体何か。覚悟が見えず、すぐふらつく。そんな批判を首相は浴び続けてきた。目指す目標を明確にし、人事を通じ実行する態勢を整えようとした意図は理解できる。」とした上で、「「チーム菅」をがっちりと組み上げ、活発に機能させていく」ことの必要性を説いたのは1つの意見としてありだと思う。確かにその通りだし、実行する体制を作ったとみることも出来る。こひやまには結局、人材不足での行き当たりばったりにも見えなくもないが。最初から「最強の体制」にしてくれ。と思うが、とりあえず、出来たばっかり。これからを見守りたい。
んで、一番強く考えたのは結びの文章。「チーム菅がまず直面するのは依然、政治とカネの問題である。岡田克也民主党幹事長は小沢一郎元代表に対し、きのうまでに衆院政治倫理審査会への出席を自ら申し出るよう求めていたが、小沢氏は応じなかった。この問題を早急に処理しない限り、「最強の態勢」もつかの間の掛け声に終わるほかない。」なぜ・・・?結局小沢叩きなのか・・?
まず、「政治とカネ」の問題って何?具体性がないし、この言葉を詳しく説明してほしい。この問題を早急に対処する前にやることがあるだろう。予算審議もだし、上で自ら挙げた「社会保障制度と財源の改革」と「環太平洋パートナーシップ協定(TPP)を含む経済連携と農業改革」は小沢さんとどう関係がある?んで、「岡田克也民主党「幹事長」は」と記している通り、これは党内の問題であり、内閣の問題ではないし、内閣で処理する問題ではないのではないかな。小沢さんよりやることがある。小沢さんは説明すべきかもしれない。けど、その前にやることが山ほどあると思うのはこひやまだけ?
「改造内閣発足―結果出していくしかない」
http://www.asahi.com/paper/editorial20110115.html
④16日3面 ジャーナリズムの精神とは?~社説 NHKの会長選び~
NHKの会長選びがここまで大きく取り上げられるのはやっぱりNHKの価値というものも表していると思う。んで、社説の通り、「迷走の原因をつくった小丸成洋経営委員長は責任を明確にしたうえで、経営委員会は今回の会長選びを検証してもらいたい。」と思う。
こひやま注目ポイントは別。「松本氏に知ってほしいのはジャーナリズムの精神だ。深く調べ、幅広い意見に耳を傾け、自律的に判断して市民のために発信する。放送の仕事の経験がなくとも、現場から学び、見識をもってあたれば信頼を集められることは、福地会長が示したとおりだ。」ここで言っているジャーナリズムの精神とは何を指しているんだろう。信頼とジャーナリズムの精神を関連させているのかもしれないが、読み取りづらい。普通に読んだら「深く調べ、幅広い意見に耳を傾け、自律的に判断して市民のために発信する。」ことなのかな。ちょっと気になった。
小檜山が思うジャーナリズムの精神とは「発生している社会的に価値のある事柄を事実に基づいて、真相を発見し、自らの意思で発表し批評する」ことだと思う。抽象的になってしまうのは仕方ないが、ジャーナリズムには「批評する」行為が伴うべきだと思うのが自分の意見。実務家がいる以上、「~である」ではなくて「~であるべき」論になってしまうのが、ジャーナリズム論じゃないかな。
「NHK新会長―ジャーナリズムの精神を」
http://www.asahi.com/paper/editorial20110116.html
⑤16日14面 テルマエ・ロマエの次!?~花のズボラ飯~
書評の中で目にとまったマンガ。「花のズボラ飯」1人の食事の自由さを描いたもの。とにかくほしいが、Amazonで見たら、定価945円のものが中古で1980円。出版元の秋田書店に行くと在庫切れ。増版を待つしかない。んで、その記事の中で紹介されていた名作マンガらしい「孤独のグルメ (扶桑社文庫)」をアマゾンで注文してみる。
「花のズボラ飯」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4253104525/hatena-hamazou-22/
「孤独のグルメ」
http://www.amazon.co.jp/gp/product/459402856X/ref=ord_cart_shr?ie=UTF8&m=AN1VRQENFRJN5
小檜山 歩
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