内藤哲也はどこへ行く?新日本のリング上への影響は?~内藤哲也退団から妄想する~

2025年4月16日、昼下がりのプロレス界に衝撃が走った。新日本プロレスで絶大な人気を誇る内藤哲也選手が、5月4日をもって新日本プロレスとの契約を終了するというリリースが出された。新日本プロレスを心から愛する内藤選手の決断に、ファンは騒然となった。

このたび、内藤選手の今後の選手活動につきまして、選手本人と新日本プロレスは、話し合いを重ねて真摯に検討してまいりました。その結果、内藤選手と新日本プロレスは、5月4日(日)福岡大会の翌日以降、両者間の選手契約の継続や更新をしないことで合意しました。

内藤選手が、自身の今後について真剣に考えぬいた末での選択ですので、新日本プロレス一同、温かく送り出し、さらに輝かしい活躍を続けられることを、ファンの皆様とともに祈りたいと思います。

内藤選手のファンの皆様、新日本プロレスのファンの皆様、そして多くの関係者の皆さまには、多大なご心配やご迷惑をお掛けすることになり、心からお詫び申し上げます。

なお、5月4日の福岡大会までは、発表の通り出場いたしますので、内藤選手にご声援いただけましたら幸いです。

どうぞ、ご理解を頂きますよう、よろしくお願い申し上げます。

2025年4月16日

新日本プロレスリング株式会社

内藤哲也選手についてのお知らせ | 新日本プロレスリング株式会社

さらに、同じくロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンに所属するBUSHI選手も、内藤選手と足並みを揃えるように契約を終了することが発表された。

BUSHI選手と新日本プロレスは、選手本人の申し入れを受けて協議した結果、今年度の契約および試合出場について、5月4日の福岡大会をもって終了することで合意しました。

ファン・関係者の皆様には、多大なご心配やご迷惑をお掛けすることになり、深くお詫び申し上げます。

今後のBUSHI選手の活躍を祈りたいと思います。

ご理解を頂きますよう、よろしくお願い申し上げます。

2025年4月16日

新日本プロレスリング株式会社

BUSHI選手についてのお知らせ | 新日本プロレスリング株式会社

つい先日には、IWGPタッグ王座を獲得したばかりのジェフ・コブ選手の離脱も発表され、王座も返上となっている。

筆者はただのプロレスファンであるため、新日本プロレス内部の事情はわからない。棚橋弘至社長もコメントを発表するなど、何やら大変な状況であることは想像できる。憶測で退団理由や人間関係についてあれこれ書くのは避けたいので、ここでは内藤哲也選手と新日本プロレスが今後どうなっていくのかを、あくまでファン目線で妄想して楽しみたい

内藤哲也はどこへ行く?

まず、内藤哲也選手が今後どうなるのか。BUSHI選手も同時に退団したことから、もしかしたら行動を共にする可能性もあるかもしれない。フリーになるのか、他の団体に所属するのかは不明だが、必ずどこかのリングに上がるはずである。ここでは、内藤選手がロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンのスタイルを維持しつつ、新たな場所でどんな活躍を見せるのかを予想してみる。

WWE

世界最大の団体であり、同じ新日本プロレス出身の中邑真輔選手も所属している。内藤選手も一度は上がってみたいリングかもしれない。しかし、年齢的な部分や、中邑選手自身もメインストーリーに絡んでいるとは言い難い現状を考えると、可能性は低いかもしれない。

AEW

WWEに対抗して設立された団体であり、オカダ・カズチカ選手や柴田勝頼選手、ケニー・オメガ選手など、新日本プロレスで活躍した選手も多数所属している。他のリングにも柔軟に上がれる点も魅力である。柴田選手のように怪我を抱えながらも活躍している例もあり、可能性はゼロではない。ただ、内藤選手が海外の団体に所属するイメージが湧かないのは筆者だけだろうか。

NOAH

筆者の中で一番の有力候補である。OZAWA体制となり活気溢れるNOAHであれば、日本人相手に新たな戦いを見せてくれるのではないかと感じる。新日本プロレスで戦っていたKENTA選手が所属になったり、一時は小島聡、永田裕志などの新日本レジェンドが上がっていたこともあり、あり得るのではないか。基本的にはスポット参戦で丸藤正道選手らと戦うのだろうと思いつつ、2000Xの一部メンバーを奪ってユニットを立ち上げ、OZAWA選手や清宮海斗選手と激突する未来も見てみたい。少し休んでから5月下旬から始まるMONDAY MAGICに上がってとんでもない驚きを生む可能性も期待している。

全日本プロレス

明るく、楽しく、激しいプロレスを展開する全日本プロレスは、内藤選手のカラーとは少し違うかもしれない。ここ最近の全日本プロレスは大型の選手が増えていて、デカいは正義の独自路線で斉藤ブラザーズや安齊勇馬などの新世代が前に出てきて盛り上がっているのだが、どこか内藤選手っぽくないように思う。

DDT、ドラゴンゲート、大日本などの他の団体

DDTには高橋ヒロム選手もエル・デスペラード選手も上がっているし、ドラゴンゲートには棚橋弘至選手が上がったりしていて人の行き来がある中だが、全日本プロレス以上に色が違う印象で望み薄かなといったところである。DDT推しとしては来てくれたら嬉しいのだが。

メキシコなど海外放浪

「海外の小さいプロモーションを回るとか、いろんなことをしたい」との発言もあり、ブレイクの原点にあるロスインゴが生まれたメキシコでレジェンドとして戦うことも考えてもしかしたらあるかもしれないと思いつつ、あったとしても短期間なのではないかというところである。

やっぱり新日本プロレス

大どんでん返しすぎるが、他の団体の話とかリングに上がってみた上で「やっぱり帰りたい」となって話し合いを再びして戻ってくるというのもあり得るのではないかと思ったりした。プレスリリースまで出しているので望み薄かなとも思うのだが…。

筆者の予想まとめ

本命: NOAH

対抗: AEW

大穴: 海外放浪、やっぱり新日本プロレス

どれもその場にいたら驚きがすごいことなので、これからのプロレスの一つの楽しみであるし、どんな交わりが生まれるかも楽しみである。

新日本プロレスのリング上への影響は?

ベルトは両国でタッグベルトを落としているし、シングルのベルトは持っておらず、リング上は令和闘魂三銃士世代と後藤革命が中心になっているので、タイトルマッチへの影響はないだろう。ただ、大きな影響を受けそうなテーマがあり、それがロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンというユニットの行く末である。

内藤哲也選手が立ち上げ、メンバーの出入りもありながらもイメージの中心であり続けたこのユニットがどうなるのかが注目される。BUSHI選手が離脱するとはいえ、グローバルヘビー級王者で新日本プロレスへの思い入れが強い辻陽太選手、ジュニアの人気者でさまざまなリングで戦う高橋ヒロム選手、アニマル浜口ジム時代から知り合いでいまだにハツラツ元気な鷹木信悟選手がリング上で戦っている。ベルトを持つ辻選手とスーパージュニアにもエントリーされているヒロム選手がどうなるのか。

内藤選手の看板であると多くの人が思っているロスインゴの看板を継続するのか、ロスインゴのユニットは解散した上でそれぞれがユニットに入るのか新しくユニットを作るのかは注目であろう。予想としてはロスインゴは解散せずにこれまで通り、緩やかな繋がりを継続しながら戦うのではないかと思ったりしている。それぞれ、自分の闘い方は確立しているレスラーたちであるし、ユニットならではの闘い方にこだわる訳でもないので逆に継続してもいいのではないかと思う。

最後に

1人のレスラーの退団でこんなことがあるかもと妄想できるのがプロレスの魅力であり、内藤哲也選手が新日本プロレスに残してきた道のりだったと感じる妄想であった。どんな道を選ぶのかはわからないが楽しみである。

内藤哲也選手についてのお知らせ | 新日本プロレスリング株式会社

https://www.njpw.co.jp/567272

BUSHI選手についてのお知らせ | 新日本プロレスリング株式会社

https://www.njpw.co.jp/567279/

ジェフ・コブ選手、新日本プロレス退団のお知らせ | 新日本プロレスリング株式会社

https://www.njpw.co.jp/567019/

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
小檜山 歩
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。