かなり久し振りの更新となった・・・
くにけんのレビューから個人で記した部分を抜き出して記載する。
ちなみに、自分は核の会議で北朝鮮大使だった^^
罵詈雑言なんでも受け付けるのでコメントお待ちしています。
――――――――――――以下、レビュー――――――――――――――
【個人として】
1、会議前
会議前はリサーチによる政策決定などが主なのだが、個人としての場合、国割決定も今回は重要であったので記す。
A) 国割決定
ある人は「国割決定から会議は始まっている」と言っている。これは、私も同感で、国割決定はそれぞれの人の会議に対するスタンスが見えてくるように思える。そして、私は今回。国割希望をアメリカ以外は北朝鮮、インド、パキスタンなどの核の会議においてやり玉に挙がる国を選んだ。これは、悪役を務めてみたい。と感じていたからである。これはなぜなら、私は1度も悪役となる国家を務めたことがなく、比較的、会議を構築する側の立場にたっていることが多かった。そして、模擬国での悪役国家の大使の姿に大きな疑問を感じていたからである。なので、悪役国家を希望し、見事にそのような国家に当たったことはかなりプラスのポイントであるように思える。
B) 政策決定
政策決定の場面で、悩んだが、前述したとおり、個人的には会議を潰すことは嫌いであるので、交渉重視で会議に取り組むことにした、また、国際法について春学期に学んでいたので少し扱いたく、WPなどで国際法について話すことにしよう。と考えた。
2、会議中
ここでは、会議中に起こったいろいろな出来事について、記す。かなり個人の模擬国連感が入っているので、これが正解である。とは絶対思わないでほしいし、下に挙げたことに関しては会議をやりながら考えてもらいたいことでもある。確かに模擬国についてのことであって、将来社会に出て役に立たないと思われる方もいるかもしれないが、下に挙げた問題はいろんなところで挙げた問題と近い問題に直面する機会があるように思えるので、下の問題を考えることは無駄にならないと考えるので、一考の価値がある問題であるように思う。
A) あるべき大使の姿とは
今回の会議で一番考えさせられた問題はこの問題である。「あるべき大使とはどのような大使であるのか?」という問いはいろいろな場面でいろいろな方と話すことがある。今回の会議の場合、会議前に北朝鮮はどのように動けばいいのか。と考えたときとイスラエルによる露骨な会議妨害の際に特に考えた。
なぜなら、他にも交渉態度が怖い。とか失礼な交渉態度。などが顕在化した時にも考えたりするのだが、あるべき大使について考えるときに一番考える根底にあるのは模擬国連の会議の中で会議の邪魔をする大使が存在する。という現状があるためである。今年の新メン会議はどんなのであったのかが知らないが、去年の新メン会議。つまり、私が新メンで会った時の会議で初めて会議を邪魔する大使と遭遇した。また、いろいろな会議でそのような大使はいるのである。
一応、ある程度の会議キャリアを積むことによってどうすれば会議がダメになるか。つまり、会議の邪魔ができるのか。などは分かるようになってくる。その際に会議を邪魔するかしないか。などは個人の自由であり、私はそれを強権的に止めることはできない。しかし、大きく分けて以下の2つの点で会議を邪魔することはしてはならない。と考える。
1)国連総会の場でそのような大使は存在しないと考えるから。
模擬国連とは言わずもがな国連を模擬するものである。その模擬される対象の国連ではそのような大使。会議を邪魔する大使は存在しない。というのが自分の認識である。議事録などを見てもそのような痕跡は見当たらない。ここで、国連では存在しない行動を会議において自分が有利になるからといってとっていいのか。ということがいえる。
2)模擬国連に参加する人として間違っている姿勢だと考えるから。
「なぜ、模擬国連に参加するのか」という問いに対する答えはいろいろな答えが存在するし、1つであるわけがないし、私も1つではないと思うが、私にとって大きな理由の1つに「国際問題を議論したいから」というものがある。これは大使であっても個人であっても同じであり、国際問題を議論する場で、それの邪魔をすることは参加している人として個人的にはどうかと考える。邪魔するのではなく、議論の中でしっかりと話していくことが必要ではないか。と私は考える。
以上の2つが「あるべき大使の姿」として考えることだが、「会議を邪魔することとは」になってしまったように思えるがそれは勘弁していただきたい。最後にこれはぺっぱ~を責めているわけではないことを追記しておく。
B) 全ての大使との絡み
今回の個人的な目標として全ての大使と絡む。というものがあった。これは私が通常の会議では一部の大使とのみしか交渉することしかなく、いろいろな人と会議中に議論してみたい。と考えたからである。しかし、ほぼ全員と話せたかもしれないが、すべての人と議論するまでにはならず、終始おしゃべりになってしまったことはかなり勿体なかったように思える。
C) アメンドに関して
アメンドにおいてここでは、締め切りが延びたことから、今回の議場構築について述べたいと思う。
会議においてアメンドの締め切りを延ばすかどうか。については基本的にディレクに決定権がある。また、伸ばしてほしくなる気持ちも十分に理解できる。しかしながら、私は今回の会議での締め切り延長はすべきではなかったように思える。なぜなら、タイムマネージメント行っていた大使だけでなく、ほぼすべての大使が時間に関する危機感を持たず、議場をまとめていた大使も途中でフロアを仕切ることを放棄し、会議を行っていったしわ寄せがアメンドに設定されていた時間に間に合わなくなったからである。また、会議を邪魔する目的で会議を行っていた大使も存在し、アメンドを失敗させるのが目的であったため、そのような行動をしていた大使にも失礼な延長で会ったように思える。
最初に、今回の会議ではニュージーランド大使が中心となって議場を構築しようとしていた。しかしながら、合宿に入り、しばらくするとその大使も前でどのような状況であるのかを説明したり、これからの交渉をどのようにしていけばいいのかということを考えたりすることを放棄していたように思える。このことは議場全員の責任であり、会議は内容を交渉するのみではないはずなのに、その役目を誰もおこなわなかったことがそのような状況にしてしまった原因であるように思えた。
また、深夜コーカスで顕著だったのだが、他のグループの状況把握などを行わず、自グループのみにかなり重点をおいて交渉をしたり、おしゃべりをしたりしていたため、交渉があるべきスピードで進まなかった。
それ以外にもグループリーダーがしっかりとグループにおいて役割分担を行わないため、空いている大使が現れ、かなり無駄な時間を過ごしていた大使も存在していた。グループリーダーの役割は人によって違うが、私はグループリーダーの役割は強権を発動するだけでなく、しっかりとグループの状況を説明し、各大使に役割分担をする責務を負っていることを忘れてはいけないように思える。また、そのようなリーダーのグループに所属する大使はある程度の自立を持たないと、グループに所属しているだけで、会議を行っているとは思えるので、リーダーの責任のみではないことを留意しておく。
このような状況を招いたのは議場の責任であり、このしわ寄せでアメンドの時間の遅れてしまったのにも関わらず、結局アメンドの時間を延ばすという形をとってさえも何とも思わない議場はあり得ないし、何を考えて会議に臨んでいたのかがわからない。
D) 全権委任交渉
今回の会議で一番感じたことは大使の主体性の欠如である。これは積極的に動いている大使と動いていない大使の差が大きすぎることを意味する。これを一番大きくあらわしていたのが全権委任交渉である。NACとNAMのコンバインはキューバ大使と南アフリカ大使2人で進めた上で、決議を提出していたように思える。その交渉をなぜ、2人のみで行っているのか、私には理解できない。このコンバイン作業はその時点の2つのグループにおいて最重要問題であり、人数の多いNAMは状況が不利なNACに対して多くの大使で交渉することである程度の圧力をかけて交渉する必要があるように思えた。各国大使はそのようなときにしっかりとなにをすべきかを自分で考えて、行動することが求められる。グループに所属した以上、そのグループのDRにある文言は作った大使の文言ではなく、すべてのメンバーの文言であり、スポンサーになった国は全ての文言を説明し論戦に応じなければならないと思うがそのようにメンバーをする責任が文言を作成した国やグループリーダーにはあるように思えた。そして、本当に全権委任交渉はすべきなのかを考えるべきではなかったかと思う。
3、決議採択
A) 投票行動
投票行動に棄権がなかった会議は初めてだったように思える。ここで、北朝鮮はご存じのとおりNOであったのだがそのNOを投じた国々以外は本当にYESであったのか。考えるべきでなかったのか。日本などはもちろんYESであったと思うが、P5やNAC・NAM・NATO5のメンバーはなぜYESであったのか説明ができるのかがかなり疑問である。投票行動の重さを今一度考えていただきたい。
小檜山 歩
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