あっさりしているけど、その中で人を楽しましていること。「座頭市」

時代劇を見たことはなかったけど、とりあえず、見てみようと。というか、北野武さんの監督作品も見たことなかった。これから始めていいのか分からんけど、まあ、見る。
かなり大物がチョイ役で出る。いいのか。と思いつつ。浅野忠信かっこいい。
主人公は目の見えないやくざ。剣術の達人。北野武が演じる。
博打の場所で
「ちょっと様子見させて下さい」
「見るも何も最初から見えねえだろう」
という会話。テレビでは絶対に流せないだろうな。
「いや~、面白かったね。あんまさん、見たかい?」
「見えないんですけど」
シュールっちゃシュールだね。
「めくら」という言葉を使うこと。放送禁止用語(とみなされている)のはず。盲目のやくざは一家を惨殺された姉妹に会う。
姉妹の敵を見つける。そして、書いた目という悪ふざけ。
対決が迫る。化粧した変な顔。
すごい殺陣。初めてテレビで殺陣を見たけど、凄い殺陣であるとは思った。
「めくらのほうが人の気持ちが分かるんだよ」
エンターテイメントと言われるのがよく分かる。確かに、時代劇っぽくない。ラストシーンは特に。時代劇と言われるものを借りてみようかなと思うと共に、こんな作品があってもいいととても思う。面白さと言葉の使い方、そして、反骨心に☆4つ。4.4ぐらいだけどね。
「一生めくらで暮らせ」
の言葉は重い。
ラストの1つ前は「明るく暮らせよ!」のメッセージが込められているような気がした。
「いくらめんたまひんむいても、見えねえもんは見えねえねえんだけどな。」
かっこいい!
北野武さんの魅力がつまっている。内容はあっさりしていて、そこまで考えこんで見なくてもいい内容だったかな。あっさりしているけど、その中で人を楽しましていること。☆4つ。

座頭市 <北野武監督作品> [DVD]
ビートたけし, 浅野忠信, 大楠道代, 夏川結衣, ガダルカナル・タカ
バンダイビジュアル ( 2004-03-11 )

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
小檜山 歩
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。