同じ立憲君主制でもタイと日本ってけっこう違いますな。不敬罪もあるし…【タイ・バンコク日記】

そーいえば、旬をすぎた話題かもですが、秋篠宮眞子さま結婚しましたね。旦那さまとICUで出会ったってことでICU関連の人のタイムラインが盛り上がってましたなぁ。一応、私もICU卒なのですよ…

人が盛り上がってる時に盛り上がれないのは悪い癖だなぁと思いつつ、ICUの話をする時に授業で眞子さまとグループワークをしたことあるって話すとやっぱりウケが良い。確かに人生で会ってきた人の中である意味”最も格の高い人”だからね。確かに非のうちどころがないというか、批判できない立ち振舞いだったなぁと思うのです。

ところ変わってタイでは国王を国家元首とする立憲君主制で軍のクーデターによって軍政下にあります。そんな中でも国王が元首ってのは日本の天皇と総理大臣の関係に近いんです。

でも、元首である国王に対する考え方は日本の天皇に対するものとはちがうなぁと思います。タイでは去年の10月に国王が亡くなったので黒い服を着て喪に服したらしく、今でも前国王を偲ぶ看板や祭壇がいろんなところに置かれてます。

日本でも天皇が亡くなった時には喪に服す場面があるかもしれないけど、半年以上経った後にここまで続くことはないでしょう。看板や祭壇、Webサイトまで喪に服しているのは驚きでした。机の上に国王のプロマイドを飾っている人も一定数いて、なんだか不思議なのです。日本で眞子さまとか天皇のプロマイドを机の上に飾っていたら変な噂がたちそうじゃないですか…

タイでは国王に対する批判は法律で禁止されていて、軍政に対する不満を国王にぶつけて捕まる人も出てます。日本で天皇に対する批判は誰でもできるし、政治に対する不満を天皇にぶつけることもない（あくまで私見ですが、最近、天皇が政治に対して思うところはありそうですがね…）。

もっと政治体制が違う国もあるだろうけど、同じ立憲君主制であってもこうも違うのかと思ったのです。

不敬罪で逮捕、タイ軍政下で１００人突破
http://www.newsclip.be/article/2017/05/09/32943.html

タイの政治 – Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%81%AE%E6%94%BF%E6%B2%BB