人を助けるための手で引き金を引いた男が堕ちた天使が刻まれた手でもう一度人を救うために動き出す 『ルシフェルの右手(1)』(芹沢直樹)【Kindle・マンガ】

 

人を救うはずの医者が銃を手に取り人を殺した。過去を忘れないためにその医者の手には堕ちた天使のタトゥーが刻まれている。

医者の名前は勝浦由宇。人を救うための手で人を殺してしまった男が失意の中で帰ってきた日本。行く宛もなくフラフラしている中、ふとしたきっかけで辿り着いたのは誰も見てくれない患者を助ける病院。再会したのは自分に医者になるきっかけを与えてくれた医者である皆戸野。

国境なき医者となり、理想を追い求めた先でゲリラに拘束され、反政府ゲリラの治療を行い、争いが激しくなっていく中で人を助けるための手で引き金を引いた男が堕ちた天使が刻まれた手でもう一度人を救うために動き出す。

アウトローな世界で汚い治療を目の当たりにしながら何かが動き始める。

理想のためには汚い汁を味わうことも必要だと感じさせてくれる。理想を追い求める現実を提示する医者のマンガ。

男臭いながらも弱者の真っ直ぐな感情を表情に落とし込んでいる絵が印象的。

【手に入れたきっかけ】

Kindleの無料お試しキャンペーン!

【オススメ度】

★★★★☆

The following two tabs change content below.

小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
小檜山 歩
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。