庵野秀明、山賀博之、南雅彦とアニメに詳しい人ならば知っている名前が次々と出てくる。それぞれの才能が見え隠れする学生生活を垣間見ることができるだけでも価値がある一冊なのかもしれない。
知らない人のために1人だけ軽く触れると、庵野秀明はエヴァンゲリオンを作った男として覚えていれば問題ありません。
作者の島本和彦は庵野秀明らと同じ時期に大阪芸術大学に通っており、その頃を描いた自伝的漫画。マンガ家を目指すけど、目指しているだけで何にも行動に移すことが出来ていない何処にでもいるような中身の無い大学生・焔燃に自身の姿を投影する。
ギャグ漫画だけど、自分はいつでも成功できるという根拠の無い自信から若さを感じる。誰にでもある無敵な時代。特に時間だけが有り余っていて、なんでもできそうな大学時代は大きな壁にぶつからなければ根拠の無い自信が大きくなっていく。ただ、それも若さでいいんだと思えてしまう一冊。
【キーワード】
1980年代の初め、大阪の一角
漫画家を目指す18歳
クリエイティブな若者たち
庵野秀明
能書き
どこにでもいる漫画家を目指す男
山賀博之
南雅彦
【引用】
甘くなってきている!漫画業界全体が甘くなってきている!
【手に入れたきっかけ】
KIndleキャンペーン!
The following two tabs change content below.
小檜山 歩
コンサルタント : 日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
最新記事 by 小檜山 歩 (全て見る)
- BASARAの飲み放題プロレスが意外とよかった~ディープな気もするけどプロレスビギナーにもあり?~ - 2025-03-30
- 大きいはプロレスラーにとって正義~優宇とぶつかり合えるエボ女の大型新人Chika~ - 2025-03-24
- The Show Must Go Onなんて軽々しくは言えないけど~3.20 DDT後楽園を現場体験した上で感謝~ - 2025-03-21