【本・野球】高校野球はゲームにすぎない。だからこそ、ダイナミックなやり方で勝ち負けにこだわってみる。 『「弱くても勝てます」: 開成高校野球部のセオリー』(高橋 秀実)

【概要と感想】

野球は単なるゲームで無駄なもの。青春とか、教育的意義とかよくわからない。
説教的なものを乗せるからつまらなくなる。本来の野球はただのゲームの一つで、
ゲームだからこそ、勝ち負けに拘ると言ってしまったほうが良い。

日本で一番頭のいい高校の野球部に関するノンフィクション。
半年か1年ほど前に話題になっていた1冊。

筆者の言葉を借りるなら東京大学への合格者が毎年200人近く出る
「開成高校が甲子園に出場するまでの道のりを記録”しようと”した」一冊。

記録しようとしたけど、”まだ”出場できていない。あくまでも”まだ”なのだ。

トンネルをするわ、かろうじてストライクが入るようなピッチャーが投げていようが、
筆者が描いている通り、もしかしたら甲子園に行けるかもしれないと読みながら感じてしまう。

それは他の学校と違うことをやっているから。

厳しい練習をしておらず、練習量は極端に少ない。
攻め方も”清々しい”高校野球のようなバントや盗塁などを交えた細かい野球ではなく、
打って打って、どさくさ紛れで勝つ野球。

このやり方がハマればもしかしたら、強豪校の野球エリートたちを驚かせて、トントン拍子で勝っていくかもしれない。
そんな開成高校の快進撃を見てみたい。

とてつもなく力のある相手に対して同じやり方で戦いを挑んでも負けることが目に見えている。
そんな時はやり方をダイナミックに変えてみよう。0%だった勝率が10%にまで上がるかもしれない。

【引用】

「野球には教育的意義はない、と僕は思っているんです」。
青木監督はきっぱりと言った。野球はゲームにすぎないと。(86)

【入手きっかけ】

話題になっていて、オススメもされたので購入!

【本へのリンク】

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
小檜山 歩
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。