文系も好きになれるかもしれない理系のネタ本。 『サイエンスジョーク 笑えたあなたは理系脳』 (小谷太郎)【本・Kindle】

 

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【概要と感想】

文系と理系を並べて話すと、すぐに二項対立で語るんじゃない、と注意されそうです。でも、別に対立させているわけでもないし、仮の分類をすることで、語りやすいことも出てくるんだから、いいじゃないですか。

と前置きをした上で言うとすれば、この本は文系も好きな理系のネタ本。

誰もが知っている理系の偉人など、それぞれの分野、様々な理論を交えたジョーク集です。2つほど引用するとこんな感じ。

「Q:どうして量子力学の研究者はセックスが下手なのか? A:彼らは位置を定めると運動量がわからなくなって,運動量を定めると位置がわからなくなるから。」

「自然と自然法則は夜の闇に隠れていた。神は言った。「ニュートン現れよ」そしてすべてが明らかになった。しかし長くは続かなかった。悪魔がわめく。「アインシュタイン現れよ」そしてすべては混沌に戻った。」

いかがでしょうか。正直、わからないものもあったのですが、とっかかりとして楽しむには十分です。

また、この本の中で筆者がSF物語の現状について投げかけている疑問が面白かったので、こちらも取り上げてみます。

要約すると、他の星に行く物語において、地球から他の星に行くためには確実に、ヒトの寿命以上の時間がかかってしまう。その制約を無視せずに考察をすべきであり、この宇宙への旅と寿命問題を考察した物語のほうが面白いとのこと。

そんな、相対性理論にがっぷり取り組む作家を求む!らしい。

なんとも言えない。

他の星に行かずに宇宙船の中で物語が終わってしまう話を面白くするのは大変だと思うが、読んでみたい気がしなくもない。

【入手きっかけ】

かなり前に参加したビブリオバトルでプレゼンされていた1冊。プレゼンを聞いて読みたくなり購入!

【本へのリンク】

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
小檜山 歩
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。