本当にあったような銀座・六本木にまつわる1人の女性の死と自殺 『禁忌 -taboo-』(浜田 文人)【献本】

 

 

銀座のホステスが自殺した。そのウラには覚せい剤、カジノなど一般の人には知られていない怖い世界が関わっている。

今どきそんなアンダーグラウンドな世界はなくなっただろうと思いつつも、あるのかもしれないとどこか思ってしまう世界を探り、自殺の真相を突き詰めようとする元刑事の調査員を描くミステリー。

本当にあったような銀座・六本木にまつわる1人の女性の死と自殺

主人公は自殺したホステスをクラブに派遣していた夜のバイト専門の派遣会社SLNの調査員で元警察官の星村真一。自殺に寄って窮地に立たされたSLN社長に依頼され自殺の真相に迫る。

元警察官の人脈を活かして、情報を集める過程は見てはいけないものを見ているようでドキドキさせる。

会話重視のルポ風ミステリー

警察、芸能、夜の世界に関する丁寧な取材なのか想像の産物なのかわからないけど、たまに行くことのある新橋や銀座、六本木の街の裏でこんな事が行われているのかもと思ってくるようなどこかノンフィクションっぽさがあるミステリー。

違う世界にいる人たちが1つの場所に集まり、多くは知られていない何かが起きている様子がたくさんの登場人物と情報量の多い会話によって描かれる。

【手に入れたきっかけ】

「本が好き!」というサイトの献本キャンペーン!

【オススメ度】

★★★☆☆

 

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
小檜山 歩
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。