社会って残酷だ。
その中で自分なりの幸せを見つけて行きていきたいと思うけど、その幸せが他の人と違う方向だと幸せの形を押し売りされる。
生まれた国、見た目、持ってる力、考え方、そして、幸せのカタチ。
日本では特に多数派から外れる考え方を持つ人は排除されたり見て見ぬふりをされてしまう。変わってる、自分とは違うってだけで追い詰められてしまう現実が確かにある。正しいとか正しくないは置いておいてそんな現実があることが描かれる。
35歳の女性でずっとコンビニでバイトをしている女性。コンビニで働く前は他の人と同じように生きていけなかった。でも、コンビニで働くことで自分が社内の中で成り立っているように感じられるようになった女性のお話。
ずっとバイトを続けているコンビニでまた不思議な男と出会う。社会に対して愚痴り続けて生きている男性と出会う。この世界は縄文時代と変わらない力が全てでクソだと言って気になった女性にストーカーまがいのことをする男性と出会う。
どちらもおかしい。おかしさを感じるけど、どうすればいいのかわからない。その人に自分の正しさを押し付けても拒絶されるだけだから。好きな言葉に「世界はもっと豊かだし、人はもっと優しい」という言葉があるんだけど、コンビニ人間がいる世界は豊かでないといけないし、その人は優しくないといけない。
この本が問いかけてくるのはコンビニ人間の異質さではなくてその存在を認めて許容できるかどうかということなんだろう。
多くの人が日常的に使っているコンビニなのにずっとそこで働いている人を拒絶するおかしさをどう説明すればいいのか。気持ち悪さが残るけど、気持ち悪さを味わうことも必要なんだろう。
【手に入れたきっかけ】
少し前に流行った本を本屋でみかけてなんだか気になったので購入!
【オススメ度】
★★★★★
小檜山 歩
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