社会に出るなんてかったるいとカッコつけている方へ。 若林正恭・『社会人大学人見知り学部 卒業見込』

 

社会ってなんやねん。空気よめないといけないのか!?
でも、社会に混じりたい自分も居て…なんてめんどくさい自分をお持ちのあなたにオススメです。

【入手経路】

オードリー・若林正恭のファンとして買わないわけにはいかない!ということで、
発売日に購入!

【概要と感想】

社会に出ることって大変。いや、そもそも社会に出るってどういうことなのか。
人見知り芸人として有名なオードリー・若林さんが社会に出て馴染んでいこうとする苦難を
ダ・ヴィンチという雑誌に連載していた。その連載コラムに加筆修正した1冊。

社会とは風呂なしの部屋を探している人にはコーヒーが出なくて、
風呂ありの部屋を探している人にはコーヒーが出る。

お金を持っていると高いレベルの医療が受けられる。
そんな厳しい場が社会。

趣味は仕事と言ってしまうのはなんか恥ずかしくて、
でも、趣味は持てない。それが社会。

社会に合ってない気がする自分。でも、社会に合う必要なんてあるのか。
なんて考えている自分。キラリ。

ただ、少しずつ社会に馴染んでいく。

めんどくさいからいろいろ考えないで受け入れることにした。
外から見ると馴染んでるように見えるけど、中身は変わらない部分がある。

4年目に突入したオードリーのオールナイトニッポンでは、
「若林学部」というコーナーがあって、若林っぽいことを投稿していく。

コーナーを聞いていても、この本を読んでいても、若林っぽい部分は多くの人にあるのかもしれない。
大学のサークルに入りたいけど、カッコ悪いと思って入らなかった過去があるあなた、
女性へのプレゼントを買うのが恥ずかしすぎるあなた、
自分が、腕枕をするなんて…と思ってしまうあなた。

人見知り学部に入って一緒だ!と思う部分に共感して、
他にもこういう人いるのかぁ!と思って、社会で戦うのもいいかもしれません。

そして、最後に若林が春日について語る。
若林は春日に憧れているけど、春日にはなれない楽しさと良さを感じてほしい。

【引用】

「勝ちとった。漫才で湯船を勝ち取った」本当にそう思ってとても嬉しかった。(15)

人が本を読むそもそもの理由に自己啓発は多少なりとも含まれていると思う。(74)

あー、めんどくさい。俺はもう星も齧るし、大袈裟に笑ってやる。己の矜持のようなものを徹底的に雑に扱ってやると決心した。ぼくが憧れていたスーパースターはみんなきっとそうしないだろうが、だってもう、めんどくさいから。(130)

腕枕を自然に出来る男は自信の塊のような男に違いない。(174)

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
小檜山 歩
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。