丸岡修が死んでしまった。日本という国の拷問とも言える行いによって。『創 (つくる) 2011年 08月号』

この記事を読むまで、丸岡修さんの名前を知らなかった。連合赤軍の名前は少し知っていたけど、少しの知識しかない。そのメンバーの一人の獄中での苦悩について。
とりあえず、この人の基礎情報。

P72　丸岡修さんは73年と77年のハイジャック事件に関与したとして国際指名手配され、87年に日本で逮捕された。2000年に無期懲役が確定し、宮城刑務所に服役。しかし、慢性心不全、さらに拡張型心筋症の診断を受け、刑務所医療では十分な治療ができないと、2007年以降、刑の執行停止を申し立ててきた。今年になって容態が悪化し、極めて深刻な状況だとして、刑務所の執行停止が改めて申し立てられたが、認められないまま、5月29日午前8時21分、八王子医療刑務所にて亡くなった。享年60歳だった。

つまり、刑務所外で治療すれば助かったかもしれない。でも、死んでしまった。これを拷問と捉える見方もある。

P75　丸岡さんの執行停止を認めず、鍵のかかった独房で、家族に看取られることなく、無用の精神的苦痛を与えられたまま一人で獄死するしかなかったことは拷問であると思っています。
丸岡さんに30年以上も前のアラブでの拷問以上の苦痛を与えた日本という国の在り方こそが問われるべきであると思います。

としている。犯罪者だから仕方ない。治療する必要がない。と考える人が居るならそれは間違いだと断言する。もちろん、憲法にもその他の条約にも基本的人権にも反する。それ以上に、長く生きることが可能な人をそうさせない理由があるのか。と強く思った。こんな拷問と言うことが出来るかもしれないことが日本で起こってしまった。
忘れてはいけない。知る必要がある。犯罪者でも自分と同じ日本人であり、何よりも同じ人間だから、違い種類の人ではないから。
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5. 丸岡修が死んでしまった。日本という国の拷問とも言える行いによって。
6. 「死」について

創 (つくる) 2011年 08月号 [雑誌]

創出版 ( 2011-07-07 )

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