ただ、見ているだけでも楽しめる。でも、それぞれの数値にどんな意味があるのか、載っていないデータはなぜ切り捨てられたのか。という視点は忘れてはいけない。『データでみる県勢 2012年版―日本国勢図会地域統計版』

問1、人口10万人あたりの交通事故(人身事故のみ)発生件数が一番多い都道府県と、一番少ない都道府県はそれぞれどこでしょう?
問2、女性の平均寿命が最も長い都道府県は沖縄県ですが、男性の平均寿命が最も長い都道府県はどこでしょう?(ちばみに沖縄県ではありません)
問3、図書館が最も多い都道府県はどこでしょう?
問4、明治13年(1880年)、最も人口が多い都道府県はどこでしょう?ちなみに、東京でも大阪でもありません。
問5、韓国・朝鮮人の外国人登録が最も多い都道府県はどこでしょう?
問6、ごみの最終処分場が県内に全く残っていない都道府県はどこでしょう?
(ちなみにこの6問の答えは全て異なる都道府県です)
こんな問題を作ることが出来るデータ集です。
(献本ありがとうございます)
有効求人倍率や人口などの基本的なデータだけでなく、高校卒業後の進路別割合や、刑法犯認知件数、生活時間配分など、マニアックに思えるデータが分野別に都道府県でまとめてある。
後半には市や町村別のデータも収録されています。また、東日本大震災にまつわるデータ、被害状況や原発事故で避難している住民数、震災前後の発電量などが載っている。
データはもちろん、参考になるし、人を説得する際に役に立つ。ただ、見ているだけでも楽しめる。☆3つ。
だけど、データをどうやって取るのか、それぞれの数値にどんな意味があるのか、載っていないデータはなぜ切り捨てられたのか。という視点は忘れてはいけない。
せっかく震災後ということで、2010年8月と2011年8月の発電量があるんだから、2011年8月、2010年8月の消費電力量も載せれば良いのになんで?
と邪推してしまうのは自分がひねくれているからかもしれない。でも、良いデータ集であるとは思いますよ!

思うことがあったり、良いと思ったり、反論があったり、おかしいと思うことがあったり、質問があったり、言いたいことがあったり、
同意があったりしたら反応をして頂けると幸いです。なるべくというより出来る限り私も反応します。
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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
小檜山 歩
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。