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人事は人事のことだけをしているのではなく、ビジネス、経営に責任を持たないといけない時代になっている 【HR from the Outside In・Chapter 1:Next Generation HR】

 

オススメされたHR、人事に関する海外の洋書。少しずつ読みながらまとめていく試みの第2弾。第1章に入ります。

Chapter 1:Next Generation HR

「Tell us about your business(あなた方のビジネスについて教えて下さい)」

この質問を人事担当者に聞くらしい。

ほとんどの人事担当者は人事業務と答える。

確かにその領域に関する努力は必要だけど、それは”business”ではなく、”business”をサポートしているにすぎない。

人事はビジネス上の価値を作り、提供しないといけない。ただ、それは言うは易し、行うは難し。

最初の質問に対して、理想の回答は、事業内容・顧客・投資先・コミュニティ・パートナー・被雇用者について答えること。

企業は6つのステークホルダーに価値を提供しないといけない

※6つのステークホルダーとは

Investors(投資家)

投資への将来的なリターンを提供する

 

Customers(顧客)

求めている製品やサービスを提供する。

 

Employees(被雇用者)

平等な扱いとより良い職場環境を提供する

 

Line Managers(マネージャー)

戦略的なゴールを達成する

 

Partners(パートナー)

パートナーとして成功する関係を築く

 

Communities&Regulators(コミュニティと規定者)

社会的責任を果たす

大変なことだけど、独力で行わないと行けないわけではない。

ただ、戦略を立てるだけではなく、実行も伴ってないといけない。

人事改革には4つの波がある。

※人事改革の4つの波とは

Wave 1:HR administration
(第1の波:人事管理)

Wave 2:HR practices
(第2の波:人事施策)

Wave 3:HR strategy
(第3の波:人事戦略)

Wave 4:HR outside in
(第4の波:人事のOutside in)

人事はビジネスの変化に対応する責任を持たないといけなくなってきているのが、第4の波である。人事業務改革だけであればかなり進んでいる。ただ、ビジネスに責任を持つ人事は少ない。

だからこそ、ビジネス上の価値創出に責任を持つ人事にならないといけない。

まとめ

人事は人事のことだけをしているのではなく、ビジネス、経営に責任を持たないといけない時代になっているというお話。じゃあ、どうするのか?については次章へ。

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。