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子どもは自分の2回目の人生じゃない 『暗殺教室 13』(松井 優征)【マンガ】

 

「子どもは老後の保険じゃない」

そんなことを自然と言える親を尊敬する。自分の老後の面倒を見てもらうために子どもはいるのかって話をした時に親に言われた言葉。

そんなことを思い出した13巻。

子どもを自分のために育てることは不幸でしかない。

子どもは自分の2回目の人生じゃない

暗殺教室の主要メンバーの一人、潮田渚には多分、暗殺の才能がある。その理由がゆっくりと解き明かされた。

父親とは離婚し、女一人で渚を育てた母は自分と父親が失敗した道のりをクリアさせようとする。それはまるで自分の2回目の人生のように。

そのことによって渚自信は自棄になり、自分の進路を考えられなくなっている。自分のコンプレックスを子どもに託す親に相対し続けたせいで自分自身の気持ちを出せなくなっていた中3男子はどう行動するのか。そして、母親はどうするのか。

親と子の関係に深く切り込む。生徒たちに将来の事を尋ね、それに答える生徒たちの声は作者の現実世界への考えが反映されているんだろう。ただの室内バトル漫画に終わらず、読み手の大多数であろう小中高生に何か”今”どう生きればいいのかを伝えていおるのかもしれない。

終わりまであと5ヶ月

3月までに殺せんせーを殺すことが出来なかったら地球は終わる。その期限まであと5ヶ月。役者が揃いつつあり、クライマックスが予告された。

暗殺教室にいる生徒たちの刃以外にも2つの刃が殺せんせーに向けられる。生徒を巻き込んだ最終決戦が待っていそう。

生徒たちの前の担任の話など、まだ全てが明らかになってはいない今、どんな結末が待っているのか。やめられない少年向けマンガ。

【引用】

大人になる途中で…大人のカケラをいくつか拾い忘れたんだよ

ーただ我が子がこの世に生まれてそこそこ無事に育っただけで喜んでくれたら全てが丸く収まるのに

【手に入れたきっかけ】

買い続けてるマンガ!

【オススメ度】

★★★★★

【キーワード】

ライザップな殺せんせー

捨て石に使う

最終暗殺プロジェクト

シロ

進路の時間

震災の時…・政治家に

人を殺す才能

2周目の人生・自暴自棄

親のコンプレックス

学園祭!

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。