自分の席が決まっている職場なら、4ヶ月に1回ぐらい席替えするのもいいでしょう。
少し前に読んだ記事にこんなのがあった。
糸井事務所には上司・部下の関係がありません システム思考対談:枝廣淳子×篠田真貴子【中編】 | システム思考対談:枝廣淳子×篠田真貴子|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー
その中で出てきたのがこんなお話。
席替えも4か月に一度ありまして、クジで全とっかえします。あるときは私の隣の席に商品企画の人がいて、あるときは品質管理の人がいる。それによって他の職種の人の仕事や姿勢をある程度、個人のなかに感覚的なものも含めた経験値として蓄積できるようになっているのです。経営陣だけで全社を統合するというのはものすごい負担なんですね。それを多少でも分散処理して回っている仕組みです。
頻繁にランダムに席替えをすることを東京糸井重里事務所では行っているらしい。これっていろんな会社でやってみると職場が活性化されるかも!と思った。
一般的な会社では事業部・職種・役職などで席が決められていて、部署再編や異動がない限り、席替えを行うことは少ない。これってそれぞれの社員が会社で関わる領域を狭めてしまい、部署ごとの縦割りを生むことにつながってしまう。
自分が所属するコンサル業界では毎日、自由に席を決めて仕事をするフリーアドレスが主流。これは大半の社員が会社ではない場所で仕事をするのが前提にあるからで、一般の会社でやったとしてもすぐに席が固定化するでしょう。
だったら、一定の時期でランダムに席替えをすれば社内でどんな事が行われていて、どんな人が居るのかを知ることが出来ていいと思うんです。
仕事がしづらくなると、言われるかもですが、長めに話したいときは会議室を取ればいいし、用があれば相手の席の所まで行けばいいでしょう。いつも同じ人、同じ席で仕事をすることで生まれるマンネリ化を防ぐことも出来ると思うんですよ。
もちろん、フロアが複数ある会社やどう考えても近くの席で仕事をした方が良い部署もあるので、全てに行う必要はないけど、結構な数の会社の結構たくさんの人の間で複数しながら試してみる価値のあることだと思うんです。
これから自分の実体験や見聞きした会社の制度でちょっとしたことだけどこれってありだなぁって思ったものを「会社をちょっと良くする仕組み」として可能な範囲で不定期に紹介させていただきます。
小檜山 歩
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