総合職共働き人事コンサルのブログ

つまみ食いして自分の日々に生かしてみるのがいいかな『図解 モチベーション大百科』(池田貴将)

人は意志を持って行動している。その意志に対して後押ししたりは歯止めを利かせるのがモチベーション。モチベーションは行動に対する結果に作用していく。モチベーターと呼ばれる仕事があることからもモチベーションを保つことの大切さが示されているようにも感じる。そんなモチベーションについてのさまざまな研究を図解しつつまとめている。

モチベーションについて取り上げるとしてもいろいろなテーマがある。動機づけ、人材育成、目標設定、意思決定、人脈作り、自己管理、発想転換など。

そんな様々なテーマに関してモチベーションに関するトピックが紹介されていく。 読んでいて気になったのは4つ。

1つ目は「人は2か月先よりも先のゴールに対して取り組むことは難しい」というもので、何年、何十年も先のゴールを見据えるのではなくて長くても2か月先のゴールを示して取り組んでもらうことの大切さについて。2つ目は「人数が多ければ多いほど、自分ではない誰かが対処してくれると思う」というもので、だれかに助けを求めてもやってくれないのであれば「そこのあなた」に助けを求めてみるということ。3つ目は「信頼関係は楽しいことより協力で生まれる」というもので、なにかを一緒に取り組むことで信頼関係が生まれていくというのはなるほどと思えた話だった。4つ目は「自分が思っているほど、他人は自分に注意を向けていない」ということ。

それぞれについてなんとなくそうなのかもしれないと思う内容かもしれないけど、学術的な研究で示されているということが面白みで、感じていたことが本当にそうなんだと思うとともに、じゃあ、どうするのかということを考えさせられる。紹介したのは一部で、たくさんあるので、読んでみて日常で意識してみるのがよさそうなモチベーションに関する理論が紹介されている一冊だった。

【手に入れたきっかけ】

Kindleで気になって買ってみた

【オススメ度】

★★★☆☆

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。