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建築で世界を紐解く、世界を見つめた教養人「吉阪隆正展 | 東京都現代美術館」

早稲田大学の建築科出身でル・コルビュジエで2年間働き、コンクリートの建築が専門であった吉阪隆正さんはヴェネツィア・ビエンナーレ日本館やアテネフランセなどの建築で知られているとのこと。あんまり詳しくないので初めて知って見たのだけど、建築家としてもだけど発言や世界観まで特徴を持っている人なんだということを片時から感じられる。

ひげから 地球までを考えるという話など様々なメッセージが壁に刻まれていて、展覧会の中にいると思考の渦に巻き込まれて飲み込まれているような感覚になる。この日は他の展示も見ていてそれぞれについて深く考えることが難しいなあと思ったのでさっと見ていってしまったのだけど、もっと深く入ることで感じることが増えていくだろうということが容易に想像できる展示だった。

「住居は個人の自由と集団の利益との境界線の存在であらねばならぬのである。」という言葉が印象的だったかな。この人は建築家でありながら教養人だったんだろうなぁと感じさせられる。

吉阪隆正展 | 展覧会 | 東京都現代美術館|MUSEUM OF CONTEMPORARY ART TOKYO
https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/takamasa-yosizaka/

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。