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自己啓発っぽいラストだけど嫌いじゃない。せっかくだから、未来には夢を持とう 「NEXT WORLD 私たちの未来@NHK」 【テレビ】

 

「未来は悲観しちゃいけない。何かを捨てなければいけない。でも、確実に新しいものがあって、その中にいいものはある。人間は未来に進む」

これだけだと、中身のうすっぺらい自己啓発本の一節のようだけど、この言葉はNHKで語られた。

NHKの特集「ネクストワールド」

「ネクストワールド」なる30年後の未来に私達の生活はどうなっているのかを考える特集番組。サカナクションのテーマソングが印象的でいい感じだった。

全5回にわたって30年後に実現しそうなことを紹介していった。第4回のARによって広がる世界と第5回の住む所の広がりの回を見ることが出来た。ARによって家にいながらにして雪山登山が出来るようになったり、コンピュータによって死んだ人を生き返らせたり、火星に移住したり、海の上に住んだりする時代が手の届くところまできている。

技術紹介だけじゃなく、ドラマ仕立て

これらの技術を紹介するだけでも特集になり得ただろうにそうはしなかった。技術を紹介しながらドラマが入ってくる。

神木 隆之介演じる2045年の若者、田臥清斗がアバターの愛犬と生活しながら技術を紹介していくドラマ仕立て。清斗は技術によって実現した様々なことを目の当たりにする。

アンドロイドと結婚する元教師、若返りの薬で若返る老夫婦など様々な可能性がある。でも、清斗はARを使って家で遊ぶぐらい。技術への不安を頻繁に口にする”今どきの”若者。

そんな清斗だったが、最終回ではある決心をし、冒頭の言葉を述べる。

未来をどう考えるのか

技術発展の可能性が十分にある中で、人は未来にどう向き合うべきなのか。不安定な答えかもしれないし、説教くさいかもしれないけど、技術発展において一番大切なことを提示しようとする試みは価値があると思う。

そして、「どうなるか分からない未来だけど、未来を楽しもう」というメッセージに同意する。

新しいものを取り入れるのは現状維持よりも大変。でも、楽しさがあるだろうからこれからを楽しもう。

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。