少し前に組織論の話でベストセラーになったビジネス書で人事界隈ではティール組織がキラーフレーズとして使われている時期もあったけどここ最近は冷めている。
全ての組織、人に適用できるもんでもないからということも理解されている証拠なのかもしれない。
一応、この組織を目指している場に参加してたりもするんだけど難しい。ミドルマネジメントは存在しない、自分が手掛けられる最も価値の高い仕事を常に探し回らないといけない、組織図、職務記述書、肩書きもない。他にもいろんな条件はあるけどそんな組織をティール組織と呼んでそれを実行している会社を取り上げて紹介する。日本だとオズビジョンという会社が紹介されている。
ティール組織バブルを終えてこの本が残したものは組織の発展段階を定義したフレームワークかもしれない。
無色、神秘的、衝動型、順応型、達成型、多元型、進化型と組織が発達する過程を定義した。この段階が引用されていくことがこの本が今後も語られる理由になるのかも。
本文の中で紹介されていたダグラスマクレガーのX理論、Y理論も気になった。従業員はサボりたいのと自制心を発揮するというどちらの理論も正しいという話は原典をあたりたくなった。
XY理論 – Wikipedia
【次の本】
『企業の人間的側面―統合と自己統制による経営』(ダグラス・マグレガー)
XY理論を勉強するのに
【手に入れたきっかけ】
人事界隈で話題になっていたので。
【オススメ度】
★★★★★
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小檜山 歩
コンサルタント : 日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
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