ある会議を1日行うことで会社を変えようとする。これだけにフォーカスした一冊。
会議をうまく進めるためのコツや哲学を説いた本ではない。普段の会議をうまく進めるための本だと期待して買うと失敗するのでお気を付けください。ただ、普段の会議でも使えそうなテクニックもあるので、参考にはなります。
ある1つの会議の型を紹介する。会議の型が会社を変える会議。わざわざ参加者に対して「わが社の飛躍的な発展を実現するために、会議を行います。」と直接手紙を送って開かれる会議。
会議の準備から当日の会議の進め方、その後の後日談と続いていく。ほとんどのページは当日の会議の進め方で占められているます。
こんなにうまくいくのか?と思いつつも可能性のある会議の方法だと実感する。意思決定の方法や意見の出し方の方法、やるべきことの担当を割り振るやり方など、会社内で成果につながることは分かっているにも関わらず、中途半端になってしまうことが多いポイントをどう解決してくのかも会議内のプロセスとして出てきます。
何度も読むと深みがでてくる本でもあります。明確に決まったルール自体が練りに練られたものだとぼんやりと見えてきます。騙されたと思って、一度、この会議をやってみるといいかもしれません。
【引用】
責任とは、「遂行する手段を持っていなくてもするコミットメント」「現状と新たな関係を考慮する意思」
担当とは、「遂行する手段を持っている状態でするコミットメント」「合意されたように遂行する約束」「できないとわかった時には早めに報告する約束」
【手に入れたきっかけ】
Kindleのセールで気になり購入!
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小檜山 歩
コンサルタント : 日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。
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