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チャレンジマッチに近い中で海樹リコが万が一を見せるも中島安里紗が強さで防衛 SEAdLINNNG「SEAdLINNNG~新宿FACE大会~」 2022年5月13日 中島安里紗 VS 海樹リコ

初めてのSEAdLINNNG観戦のメインイベントは所属選手である中島安里紗が保持する団体の最高峰ベルトであるSEAdLINNNG BEYOND THE SEA Single Championshipに同じく所属選手である海樹リコが挑戦するタイトルマッチだった。デビューして2年足らずの海樹に対して中島は16年選手であり、チャレンジマッチに近いタイトルマッチなんだろうなぁと会場の雰囲気からも感じつつ、海樹ファンの方から頂いたペンライトを持って入場を迎え、ゴングが鳴った。

貫禄を漂わせる中島安里紗のエルボーと平手打ちの凄さに驚く

中島選手の試合を見るのは初めてだったのだけどまだ知らないこんな凄い選手がいるのかと驚かされた。一つ一つの技の重みがあり、エルボーや平手打ちというシンプルな技であっても他の選手との違いを見せつけてくれる。女子レスラーの中ではベテランの域に達しているようにも見える佇まいで男子レスラーだと鈴木みのるが少し重なってみえる。

派手な技やいろんな技を出すわけではないのだけどプロレスラーとしての凄味を見せていた。そんな技の重みが伝わってきたからこそチャレンジマッチの印象を強く受けたのかもしれない。

海樹リコは高いドロップキックを繰り出していい表情で戦う

高い壁である中島に対して海樹も食らいついていった。 中島選手と高橋奈七永選手の試合を見てプロレスラーになることを志したこともあり、戦いのスタイルはどこか中島選手と重なる部分があった。派手な技はないけど、一つ一つの技が丁寧で重みがあった。エルボーと平手打ちに驚かされた中島選手に対して海樹選手はドロップキックの打点の高さと重みが印象的だった。そして、何よりも表情の豊かさが印象的でどうにかして食らいついていこうという気持ちが十二分に伝わってくる戦いを見せていた。

貫禄の勝利を見せた中島安里紗のいい表情

あわやというシーンも少しはあったのだけど、最後は中島選手がドラゴンスープレックスホールドで防衛を果たした。自分を追いかけてプロレスラーになった海樹選手と団体の最高峰のベルトを賭けて戦うことができた満足感があったのか勝利したあともいい表情を見せていた。こんな重みのある戦いができるレスラーがまだまだいるのだと驚かされ、1試合でも多く生で試合を見たいと思わせる2人の戦いだった。

2022年5月13日(金)新宿FACE | 女子プロレスの熱い試合が観戦できる!│SEAdLINNNG

http://seadlinnng.com/result/20220513shinjukuface

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。