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「過去に囚われたモノ達へ贈る物語」という言葉が印象に残る 「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」・第陸骨「アサヒ・ブリッジ・イレギュラーズ」【アニメ・2015秋】

 

 

「自らの命を自由にする権利は自らにある」

いや、そんなことはどうでもいい。

「理屈じゃなくて人には死んでほしくない」

どちらも正論でどっちが正しいなんて言うことは出来ない。2つの考え方がそこにあるだけ。

とある街の橋の上で黒い服を着た女性が立っている。

一瞬、目を話すといなくなってしまい、残っていたのは指輪と自殺をほのめかしているようにも感じられる文章。

この女性が考えていたことはなんだったのか。

冒頭にしか出てこなかったこの女性の物語をいろんな人が想像して議論をして探していく。結局、この女性が最後まで表れずに本人による説明がなかったことがミステリーとして新鮮。

真実ははっきりとはわからないけどこう考えておこうって感じの最後が好き。

もちろん、謎解きもあってそんなものがあるのかと驚かせてくれる。オープニングの最初に出てくる「過去に囚われたモノ達へ贈る物語」という言葉が印象に残る。

100%は分からない過去に対してそこそこ納得感のある答えを出して、はっきりと100%断じない美しさがある。



アニメ「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」公式サイト

http://sakurakosan.jp/

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。